- していい？
- エ口いなら
- >>2
エ口くない
感動系 - >>6
まあしょうがない
許す - どうぞ
- >>3
わかった - 最初に妄想ですって言うならいいよ
- >>4
妄想じゃない - >>1が見えない
- >>5
みえる - ペースをパチンコ屋に預けて怒られてた人？
- >>10
そう - >>12
あ。お前か。じゃ許す。語ってくれ - >>10
結局スーパーの荷物預かりに預けっぱなしで取りに行ったら捨てられてて泣いたし - >>14
えー…
大切なものじゃなかったんかい - なんてエ口ゲ？
- そう、あれは俺が近所を全裸ブリッジしながら奇声を上げた時だった
- 年の瀬だというのに俺は派遣をクビになり寮を追い出され途方に暮れていた持ち物はベース🎸と着ている服だけ
暖冬と言われたその年でも流石に上着一枚とブックオフで買ったパジャマみたいなズボンは流石に応えた - 俺は昼は大宮駅の高島屋のふかふかソファで眠り、閉店するとラクーン大宮内のドンキ横のベンチで暖を取っていた
- そこには俺と似たような境遇らしき連中が沢山居た
いかにもな風貌の老人、キャリーバッグを抱えうつむいている若い男、隅っこでずっとスマホをいじっている外国人 - お前さん福岡に住んでるんじゃないの？
- >>23
今はな
昔の話や - 何時間も座っていればただ休憩しているのか、帰る家がないのか大体想像がついた
その中でも目についたのがさやか、と名乗る少女だった - 彼女はそこにいる連中に誰かれ構わず話しかけていた
取り合えってもらえなくともめげず、
また次のターゲットを探していた
援交でも持ち掛けているのだろうか
そう考えたがホームレス老婆にも話しかけていたのを見るとどうやら違うらしい - そしてやっと会話に応じてくれる老人を見つけると、楽しそうに会話していた
どうやらその老人も話し相手が欲しかったらしい
自分の生い立ちから身の上まで、楽しそうに話していた
少女もその話にうんうんと相槌を打ち、まぁハタから見れば祖父と孫のようにも見えた - しばらく会話に聞き耳を立てていたが、彼女の父親がかなりの曲者でそれに嫌気が差して家出したらしい
- マジか
明日俺も大宮ラクーンのベンチに座って待ってよ
JKに求婚されるかもしれん - >>29
JCだぞ - なるほど
まぁ、同じ境遇の子は全国にごまんと居るのだろうけど、実際に俺が今まで生きてきてそういう子供に出会ったことがなかったが実際目にすると胸が痛むものだ
創作やテレビの中の話ではよくあるような設定を、実際に血の通った子が体験しているのだから - ３０分も経つと話も尽きたのか、会話も途切れ途切れになっていく
そしてついに「僕はもう寝るから」
と言って生活用品が入っているであろうボストンバッグを抱えながら眠ってしまった
そして俺は必然的に次のターゲットになったのだった - 読んでるぞ
- 彼女が老人から俺の隣に席を移すと
「お兄さん、何してんの？」
と声を掛けられた
正直明日どう過ごすかしか考えていない俺は彼女の相手をするのも煩わしかったけれど無視する訳にもいかない
「寒いから、休憩」
俺は適当にそう答えた - 見てるよ
- 素っ気ない態度を取っていればそのうちまたターゲットを変えるだろうと思っていたけれど、周りを見渡すと全員、スヤスヤしていた
気が付けば深夜22時
閉店の深夜２時を迎えると彼らは強制的に追い出される
その時間を耐えるための体力温存なのだろうか
見事に全員眠っていた - 困ったな
これじゃ俺が集中狙いじゃないか
俺は腹を括ると同時にやることもないので彼女と会話をして過ごすことに決めた
「家に帰らないの？」「仕事は？」「昨日も居たよね？」
俺は質問責めしてくる彼女の質問に全て正直に答えた - 「俺はこの前仕事をクビになった 変える場所もない
１週間くらいこの生活を続けている」ふーん、
彼女は聞いてくる割に適当な相槌しか返さない - 政治家とかが「確かに少女とホテルには入った。一緒に寝た。だが行為には至っていない」って言うのは裁判でも認められてないからな。わかってるな？
- 確かに思い返して見るとさっきは殆ど老人が一人で自分語りしていたようなもんだったな
それであれだけ会話が続くなんてあの爺さんもよほど話し相手に飢えていたらしいひとしきり質問が終わると彼女は１拍置いてから
「これから、どうすんの？」
と俺に聞いた - これから、というのはこれからの俺の人生を聞いている訳ではない
ドンキが閉店を迎え、寒空に強制的に追い出される時間になった時のことだろう
俺は「寒さ凌げる場所かな」 - と返事すると
彼女はまた「ふーん」と返す「じゃあそこ教えてよ」
いやいやいや、それは困る
こんな深夜に成人男性が女子中学生を連れ回しているのを見られたらどうなるかは俺にも分かる
未成年連れ回して捕まるのはゴメンだ - 「やだよ。家に帰りなよ 終電過ぎるよ」
俺は捕まりたくない一心でそう答えた
彼女には帰れぬ事情があると知っていたけれど、俺は無責任に徹するしかなかったんだ - 彼女は今まで会話していた時の表情から明らかに落ち込んだ様子で黙りこくり
静かに低い声で「ないし」
と呟いた
- 読んでるから進めて進めて
寝たいけどきりの良いところまで読まないと - それから彼女は俺に質問することも、
無くなりただうつむいていた
この子には俺が今どう映っているんだろう
冷たくて小汚なくてこんな状況に陥って自業自得のクズ にでも見えてるんだろうな
彼女は俺を自分と同じ匂いを感じて助けを求めていたのに俺は冷たく突き放した - どうなるんだ
- 俺は胸が締め付けられる思いに耐え兼ね、彼女に言った「腹減ってない？」
「へった」
「待ってて」
俺は目の前のドンキに向かった
- そしてドンキ内で警察に通報し保護してもらった
- そしてドンキ内で排便を済ませ晴れやかな笑顔で別れを告げた
俺がホームレス時代に家出JCと仲良くなった話
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