あらゆる宗教を勉強した俺が出した結論がコレ

しかしヤハウェの世界では何か大きな問題があった。

その問題を解決する方法の一つとしてヤハウェ達は「仮想世界によるシミュレーション法」というものを打ち出した。

その方法とは
巨大な量子コンピュータによって大規模な電脳仮想世界を作り、自分たちと同じような生命をその中で作り出すというものだ。
シミュレーション内で生命を誕生させ
その生命の進化の過程を観察し、ヤハウェ達が抱えている問題の解決法をそのシミュレーションの中の生命を介して見つけだす方法だ。

生命を生み出す前段階として、
膨大な原子核を詰め込んだの塊を一つ作り、その塊の中に爆弾を詰め込む。
あとはその爆弾を爆破させ膨大な空間に大量の飛散物を浮遊させる。
そして飛散物同士のぶつかり合いで化学反応が起き、生命が誕生するまで繰り返す。
6日間の爆発で生命の誕生は成功した。
その生命が確かなものかヤハウェ達は一日中かけて観察し、成功を確信した。

生命が誕生し、ヤハウェ達と同じように高度な文明を待つまでひたすら待つ。

そしてその生命はさまざまな進化をしていった。
爬虫類、魚類、哺乳類、昆虫類、菌類、
種類は多岐に渡る。
しかし、中々、知的生物は現れない。
そこはヤハウェの中の一人、「サタン」という存在が1組の類人猿種に知恵を授けるプログラムを組み込む。
その知恵のプログラムのおかげで
ホモサピンスは文明を築き上げるほどに進化する。