【新型コロナ】天気予報士が自宅からリモートワーク。放送を邪魔したのがきっかけで大人気となった「天気予報猫」（アメリカ）

この時期、様々な業種で可能な限りリモートワークが推奨されている。アメリカでは、天気予報士も自宅から中継するのが主流となっているようだ。

　とは言え自宅には家族がいる。ペットもいる。わざと飼い主の作業を邪魔することをしがちな猫を飼っている場合には、様々なハプニングが起こりうる。

　アメリカのニュースメディア『14 News』の天気予報士をしている男性もそんな猫を飼っている1人だ。自宅で天気予報を伝えている最中、猫のかまって攻撃が炸裂し、仕方なく猫を抱いての放送となってしまったようだ。

　しかし、このアクシデントがきっかけとなり、猫のファンが急増したという。

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自宅から天気予報を放送時にアクシデント発生

　インディアナ州南西部、ケンタッキー州北西部、イリノイ州南東部の3州にまたがって放送されているニュース番組『14 News』の天気予報士ジェフ・ライオンズさんは、新型コロナウイルスの影響でリモートワークを余儀なくされており、自宅から天気予報を伝えていた。

　ところが、飼い猫のベティーが仕事中のジェフさんの邪魔をしたのだ。

　ベティーは放送中でもお構いなしに「かまって」攻撃をしかけてきたため、仕方なくジェフさんは腕に抱いて天気予報を伝える羽目になった。

天気予報中に現れた猫に視聴者大喜び、「天気予報猫」に起用

　飼い猫に放送を邪魔されたとあってはとんだ失態‥となるはずが、天気予報を見ていた視聴者らは、突然画面に現れた猫に大喜び。逆にこの放送を大いに楽しみ、癒され、SNSで瞬く間に拡散した。

　世間の視聴者から予期せぬポジティブな注目を浴び、放送が好評となったことを知ったジェフさんと番組チームは、新たな名声に応じてベティーに「天気予報猫」という称号を与えた。

　つまり、ベティーはジェフさんと共に天気予報を伝えるパートナーに任命されたのだ。

出演が決まったとたん乗り気じゃなくなる気まぐれ猫

　とは言え猫は気まぐれな生き物だ。飼い主にウェルカム状態で迎えられてしまうと逆にひいてしまったりする。飼い主を困らせるのが目的だった場合ならなおさらだ。

　天気予報猫になった後、既に数回、ジェフさんと一緒に出演を果たしているベティーだが、映像を見る限り、積極的に出演しているわけではなさそうだ。

　実はジェフさんは、気分がのらないベティーを出演させるために賄賂を使っていることをFacebookで明かしている。

　スクリーン前にハムを2枚置いて、手にもハムを持って参加してもらいました。こっちに来ないで欲しいときはあんなに邪魔しに来てたのに、来てほしい時は全然こない。

　なぜ私はそこまでして飼い猫のご機嫌を取らなければならないのか？と自分でもわけがわからなくなっております

　そんな疑問をつい抱いてしまうジェフさんだが、ベティーの出演を楽しみにしている視聴者を裏切るわけにはいかない。

　そのため、最近では予報時に地図上で天気に関するアイコンを使用する代わりに、ベティーの写真を使用したりして、視聴者を喜ばせているという。

　彼らの多くが、天気予報よりも単にベティーを見たいために放送を見ていることを知りながらも、プロとして素晴らしい放送を続ける努力を怠らないジェフさん。

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　そんなジェフさんの気持ちを知ってか知らずか、ベティーは魅力的な「天気予報猫」として、ジェフさんのパートナーをあくまでもマイペースに務めているようだ。

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http://karapaia.com/archives/52289967.html

飼い主との信頼関係も良好と見える。

「猫の手も借りたい」という言葉があるけど、
人間が何かしていると昔からいっしょになってやるそぶりをしていたんだろうね 猫ちゃん