台湾有事「いつでも起こりうる」峯村健司氏が講演 三重「正論」懇話会
https://www.sankei.com/article/20260703-7GD43XCXBNK77DARXKFYQMNF74/
「台湾有事は日本有事。だからアメリカが助けてくれる」
あなたは本気でそう信じていませんか?
202X年、Xデー。
永田町の首相官邸がホワイトハウスに電話をかけた時、受話器の向こうから聞こえてくるのは「直ちに出動する」という頼もしい言葉ではありません。
「君たちが戦え。我々は後ろから支援する」
その時になって初めて、日本人は気づくのです。自分たちが「同盟国」ではなく、大国間の代理戦争における「防波堤」だったことに。
なぜアメリカは来ないのか。
残念ながら、彼らにとって台湾は「守るべき盟友」ではなく、「中国を削るための捨て駒」に過ぎません
さらに、私たちの目の前には、台湾の未来を占う上で無視できない「実例」があります。ウクライナです。
2022年2月、ロシア軍が国境を越えたとき、バイデン大統領は何と言ったでしょうか。「プーチンは代償を払うことになる」と激しく非難し、経済制裁を科し、大量のミサイルや戦車を送りました。しかし、最も重要な一点において、彼は冷酷なまでに一貫していました。
「米軍兵士をウクライナの戦場には送らない。我々は第三次世界大戦を始めるつもりはない」
この言葉こそが、核保有国同士の対立における唯一の真実です。相手が核武装した大国(ロシア)である以上、米国は自国の都市が核攻撃に晒されるリスク(エスカレーション)を冒してまで、同盟条約のない国のために直接介入することはないのです。
では、相手がロシアから中国に変わったとき、なぜ米国は違う行動をとると信じられるのでしょうか。
note.com/nara_2055/n/nb9edd83a6632
そもそも台湾有事だけなら日本が参戦する義務はない
note.com/nara_2055/n/nb9edd83a6632
第1章:西太平洋におけるパワーバランスの逆転
1-1. 「聖域」の喪失――空母神話が崩れ去った日
かつて、太平洋はアメリカの「裏庭」であり、そこを行き交う米海軍の空母は、絶対的な力の象徴でした。
あれから状況は劇的に、そして残酷なまでに逆転しました。現在の中国軍は、当時の「張り子の虎」ではありません。彼らが構築したのは、米軍が最も恐れる「接近阻止・領域拒否(A2/AD)」と呼ばれる能力です。
その中核を担うのが、「空母キラー」の異名を持つ対艦弾道ミサイル、DF-21DおよびDF-26です。
想像してみてください。全長300メートルを超える原子力空母は、確かに洋上の要塞です。
しかし、宇宙空間から見れば、それは青いキャンバスに浮かぶ巨大で鈍重な標的に過ぎません。中国内陸部の移動式発射台から放たれたDF-21Dは、大気圏外へ飛び出した後、マッハ10を超える極超音速で落下してきます。
従来の防衛システムでは、真上から降り注ぐこの「死の槍」を完全に迎撃することは極めて困難です。しかも、中国はこのミサイルを数百発、飽和攻撃(同時多発攻撃)として撃ち込む準備を整えています。
ここで、冷徹なコスト計算をしてみましょう。
最新鋭の米空母「ジェラルド・R・フォード」一隻の建造費は、約130億ドル(約2兆円)です。これに対し、空母を撃沈するためのミサイルは一発あたり数百万ドルから数千万ドルに過ぎません。中国側からすれば、仮に100発のミサイルを無駄にしても、そのうちの1発が空母の飛行甲板を貫けば「勝ち」なのです。
米軍にとって、これは悪夢以外の何物でもありません。
かつて「聖域」として安全が保障されていた西太平洋の海域は、今や米海軍にとっての「キル・ゾーン(殺害地帯)」へと変貌しました。もし台湾有事が勃発した際、米大統領は執務室で、軍事顧問から次のような報告を受けることになるでしょう。
「大統領、空母を台湾海峡へ向かわせることは可能です。しかし、それは5000人以上の乗組員と、国家資産である空母を、敵のミサイルの射程内に差し出すことを意味します。撃沈される確率は、無視できないレベルまで高まっています」
米国民の世論は、一隻の空母が炎上し、数千人の若き兵士が南シナ海の藻屑となる映像に耐えられるでしょうか。そして、そのリスクを冒してまで、台湾を守る義理がアメリカにあるのでしょうか。
ホワイトハウスがこの問いに直面したとき、「介入しない」という選択肢が、極めて合理的な判断としてテーブルの上に置かれることになります。これが、現代の軍事的リアリティの出発点です。
ワシントンD.C.のポトマック川のほとりに佇む巨大な五角形の建物、ペンタゴン。その奥深くにある窓のない会議室で、定期的に繰り返されている「儀式」があります。
それは、制服組のトップや軍事専門家たちが集まり、中国との戦争を机上で再現するウォーゲーム(図上演習)です。巨大な地図の上で、青色(米軍)と赤色(中国軍)の駒が動かされますが、ここ数年、その結末は参加者たちを沈黙させるものばかりです。
かつて、元国防次官補のデビッド・オチュマネックは、ランド研究所で行われたシミュレーションの結果について、衝撃的な告白をしました。「台湾有事のシナリオにおいて、青チーム(米軍)は何度も、何度も、完膚なきまでに叩きのめされた」と。
これは、単なる負け惜しみや予算獲得のための大げさな表現ではありません。
最も広く知られ、かつ詳細なデータが公開されているのは、米有力シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)が2023年に発表した『次の戦争の最初の戦い(The First Battle of the Next War)』というレポートです。彼らは24回に及ぶ異なるシナリオで台湾有事をシミュレーションしました。
その結果、最も可能性が高いとされる「基本シナリオ」において、米軍がどのような代償を払うことになったか。その数字は、超大国の背骨をへし折るに等しいものでした。
開戦からわずか数週間の戦闘で、米海軍は2隻の空母を撃沈され、10隻から20隻の大型水上艦を失います。さらに、300機以上の戦闘機が、空母と共に海に沈むか、あるいは日本の沖縄やグアムの基地で離陸する前にミサイル攻撃を受けて破壊されます。
たった数週間で、数千人の米兵が戦死するのです。これは、イラク戦争やアフガニスタン戦争における20年間の死者数を、一瞬で超える規模です。
確かに、このシミュレーションでは、最終的に中国軍の台湾上陸を阻止し、独立を守り抜くという「判定勝ち」のシナリオも含まれています。
しかし、それはボクシングで言えば、勝者がリング上で意識不明の重体となり、二度と戦えなくなるような勝利です。これを軍事用語で「ピュロスの勝利(損害が大きすぎて、敗北も同然の勝利)」と呼びます。
空母一隻を建造するには、10年近い歳月と莫大な予算、そして高度な熟練工が必要です。もし2隻の空母と数百機の最新鋭戦闘機を失えば、米海軍の戦力は半減し、再建には20年以上かかります。
その間、世界はどうなるでしょうか。
アメリカが傷つき血を流してうずくまっている間に、ロシアは欧州での勢力圏を拡大し、イランは中東での覇権を握り、北朝鮮はより大胆な挑発に出るでしょう。台湾一島を守った代償として、アメリカは「グローバル・ヘゲモニー(世界的覇権)」そのものを失うことになるのです。
さらに絶望的なのは、地理的な条件、いわゆる「距離の暴虐」です。
中国軍は、自国の本土から台湾までのわずか100数十キロの距離で戦います。補給物資はトラックや鉄道で無尽蔵に前線へ送り込むことができ、傷ついた艦船は沿岸のドックですぐに修理が可能です。
一方、米軍はどうか。カリフォルニアのサンディエゴから台湾までは約1万キロ、ハワイからでも約8000キロ離れています。太平洋という広大な海を越えて、ミサイルや燃料、食料を運び続けなければなりません。中国軍はこの補給線を断つために潜水艦を配置し、長距離ミサイルでグアムの兵站基地を狙い撃ちにしてきます。
兵站(ロジスティクス)の観点から見れば、この戦争はアメリカにとって「敵のホームグラウンドで、補給路を断たれたまま戦う」という、最も避けるべき最悪の戦場なのです。
ペンタゴンの将軍たちは、このシミュレーション結果を大統領執務室(オーバル・オフィス)に持ち込みます。そして大統領にこう問いかけるでしょう。
「台湾を守るために、米海軍の主力艦隊を壊滅させ、世界覇権を失う覚悟がありますか?」
合理的な判断ができる大統領であれば、その答えは明白です。だからこそ、ワシントンでは今、静かに、しかし確実に「台湾防衛のための直接介入は割に合わない」という結論が、共有され始めているのです。
民主党や共和党主流派なら最初は参戦しても負け濃厚で撤退して梯子を外される
「素人は戦略を語り、プロは兵站(へいたん)を語る」
これは軍事史において使い古された格言ですが、台湾有事を考える際、これほど残酷な真実を突きつける言葉はありません。多くの人々は、最新鋭のステルス戦闘機F-35やイージス艦の性能スペックに目を奪われがちです。
しかし、どれほど高性能な兵器であっても、燃料が尽きればただの鉄の塊であり、弾薬がなければ無力な箱に過ぎません。
米国が台湾防衛を躊躇せざるを得ない最大の物理的要因は、太平洋という広大すぎる海そのものです。
地図を広げてみてください。中国本土から台湾までの距離は、台湾海峡を挟んでわずか130キロメートルから180キロメートルほどです。中国軍にとって、これは「近所への出動」に等しい距離です。
彼らは国内の鉄道網や高速道路を使って、燃料、食料、弾薬を無尽蔵に沿岸部へ集積し、そこから短距離の海上輸送や、極端な話、大型ドローンを使った空輸でさえ前線へ物資を送り込むことができます。これを軍事用語で「内線作戦」の利点と呼びます。
対するアメリカはどうでしょうか。
米国西海岸から台湾までは約1万キロ、ハワイからでも約8000キロの彼方です。この絶望的な距離を、「外線」から支えなければなりません。
現代のハイテク戦争は、かつてないほどの物資を消費します。たとえば、空母打撃群が一日行動するだけで、数十万ガロンの航空燃料が必要になります。ミサイル迎撃戦になれば、一晩で数億ドル分の弾薬が煙となって消えます。
この巨大な消費活動を支えるために、米国は太平洋上に、途切れることのない輸送船団のベルトコンベアを構築しなければならないのです。
ここに、中国軍が狙う致命的な弱点があります。
中国軍の戦略家たちは、頑丈な装甲で守られた空母を無理に沈める必要がないことを熟知しています。空母の後ろをのろのろとついて行く、鈍重で、装甲を持たない「補給艦」や「タンカー」を狙えばいいのです。
補給艦は、軍艦のようにミサイル防衛システムを持たず、商船構造の脆弱な船体です。潜水艦からの魚雷一本、あるいは長距離ドローンの一撃で簡単に炎上し、沈没します。もし燃料を積んだタンカーが沈めば、前線の空母はガス欠で立ち往生し、戦闘機は甲板から飛び立つことすらできなくなります。
かつての湾岸戦争やイラク戦争では、米国は圧倒的な制空権・制海権を持っていたため、補給路を脅かされることはありませんでした。サウジアラビアの砂漠に巨大な「鉄の山(アイアン・マウンテン)」と呼ばれる物資集積所を築き、そこから悠々と前線へ物資を送ることができました。
中国の長距離ミサイルは、日本国内の佐世保、横須賀、あるいはグアムの港湾施設そのものを破壊することができます。クレーンが折れ、埠頭が瓦礫の山となれば、米国本土から到着した輸送船は荷下ろしすらできません。
さらに深刻なのは、米国自身の「商船隊」の衰退です。第二次世界大戦時、米国は「リバティ船」と呼ばれる輸送船を大量生産し、失われた分を上回るペースで船を海に送り出しました。
しかし現在の米国には、そのような造船能力も、有事に徴用できる十分な数の民間商船もありません。グローバル化の果てに、米国の造船業は衰退しきっているのです。
1万キロの彼方から、敵の潜水艦が待ち構える海を越えて、火の玉のような勢いで消耗していく前線に物資を送り続ける。しかも、荷下ろし先の港はミサイルの雨に晒されている。
このようなロジスティクスの悪夢を前にして、米軍の輸送司令部は悲鳴を上げています。シミュレーションでは、開戦から数週間で在庫の高精度ミサイル(LRASMやJASSMなど)が底をつき、燃料不足で艦隊の足が止まるシナリオが頻発しています。
「腹が減っては戦はできぬ」というのは牧歌的な表現ですが、現代戦においては「燃料とミサイルが届かなければ、一方的に虐殺される」ことを意味します。
中国はこの「距離の暴虐」を味方につけ、米国が息切れして撤退するのを、本土の海岸線でただ待っていればいいのです。
これが、勇ましい精神論や政治的スローガンでは決して覆すことのできない、物理的かつ地理的な敗北の構図です。
私たち日本人は、横須賀に停泊する原子力空母「ロナルド・レーガン(あるいはジョージ・ワシントン)」や、嘉手納基地を飛び立つF-15の爆音を見聞きするたびに、ある種の頼もしさを感じてきました。これだけの戦力が日本にあるのだから、中国もおいそれとは手を出せないだろう、と。
しかし、北京の中南海(中国共産党指導部の所在地)にある作戦室の地図では、日本列島に点在する米軍基地には、全く別の意味が与えられています。
それらは「抑止力」ではなく、開戦劈頭(へきとう)に破壊すべき「第一優先ターゲット」としてマーキングされているのです。
中国のA2/AD(接近阻止・領域拒否)戦略において、最も邪魔な存在は、ハワイやサンディエゴから来る増援部隊ではありません。喉元である第一列島線上に既に展開している、在日米軍の戦力です。したがって、中国が台湾侵攻を決断した瞬間、彼らの軍事ドクトリンは、在日米軍基地の機能を物理的に停止させることを求めています。
これを裏付けるように、中国西部の砂漠地帯には、横須賀海軍施設や嘉手納空軍基地の滑走路、燃料タンク、そして空母のドックの配置を正確に模した「実物大の標的」が作られています。衛星写真は、それらの標的がミサイル実験によって何度も破壊され、穴だらけになっている姿を捉えています。
ここで、米国の立場になって考えてみましょう。
ワシントンにとって、在日米軍基地は「資産」であると同時に、巨大な「人質」でもあります。
沖縄の嘉手納基地は、極東最大の空軍基地ですが、中国本土からの距離があまりにも近すぎます。中国軍は高価な弾道ミサイルを使わずとも、安価な大量のロケット弾や巡航ミサイルで、この基地を「火の海」にすることができます。
シミュレーションでは、開戦から数時間で嘉手納の滑走路は無数のクレーターで蜂の巣となり、駐機している戦闘機の90%が地上で破壊されるという結果が出ています。屋根のない駐機場に並べられた戦闘機は、現代戦においては「座して死を待つアヒル(Sitting Ducks)」に過ぎません。
さらに、横須賀や佐世保といった海軍基地も同様です。ドックに入っている艦船は動けない的であり、港湾施設が破壊されれば、洋上の艦隊は補給を受けることも、修理に戻ることもできなくなります。
この現実は、米大統領に究極のジレンマを突きつけます。
もし、台湾有事の兆候(中国軍の集結など)が見えた段階で、米軍が戦力を温存しようとすれば、彼らは虎の子の空母や戦闘機を、中国のミサイル射程圏外であるグアムやハワイ、あるいはオーストラリアまで「退避」させなければなりません。
しかし、それは事実上、日本と台湾を見捨てて逃げることを意味します。「米軍が逃げた」という情報は瞬く間に広まり、中国に「今なら台湾を取れる」というゴーサインを出すことになるでしょう。
開戦と同時に、在日米軍基地に向けて数千発のミサイルが降り注ぎます。それは、数万人の米兵とその家族、そして周辺の日本国民を巻き込む大惨事となります。
たった数日で、在日米軍という米国の覇権装置が壊滅するリスクがあるのです。
アメリカの軍事専門家たちの間では、既に「卵を一つのカゴに盛るな」という議論が定着しています。巨大基地に戦力を集中させる冷戦型の配置は、ミサイル技術が発達した現代では自殺行為だからです。そのため、彼らは戦力を分散させる「ACE(機動展開)」構想を進めていますが、その整備は遅々として進んでいません。
結果として、現状の在日米軍基地は、中国の攻撃を吸収するための「スポンジ(衝撃緩衝材)」のような役割を強いられています。
日本政府は「台湾有事は日本有事」と言いますが、その本当の意味を理解しているでしょうか。それは、日本が「米軍の発進拠点」として使われることを意味し、国際法上、中国にとって日本国内の米軍基地(および自衛隊基地)を攻撃することが正当な軍事行為となることを意味します。
米国が台湾防衛に踏み切るためには、「在日米軍基地が壊滅し、日本が戦場になる」というコストを許容しなければなりません。果たして、アメリカの有権者は、台湾という一島を守るために、また日本という同盟国を守るために、自国の軍隊がパールハーバー以上の損害を受けることを容認するでしょうか。
「基地があるから守ってくれる」のではありません。「基地があるから、そこが最初の戦場になる」のです。
そして、そのリスクがあまりに巨大であるがゆえに、米国は「介入しない」という選択肢に傾かざるを得ない。これが、在日米軍基地という人質が突きつける、冷酷なパラドックスです。
2021年8月、アフガニスタンの首都カブール。
離陸しようとする米軍輸送機C-17の機体に、必死でしがみつくアフガニスタン市民たちの姿を覚えているでしょうか。そして、上空から黒い点となって人が落下していく、あの衝撃的な映像を。
あれは単なる撤退作戦の失敗ではありません。20年にわたる「対テロ戦争」の末に、アメリカが「世界の警察官」であることをやめた、歴史的な廃業宣言だったのです。
多くの日本人は、アメリカを一枚岩の超大国だと思っています。しかし、現在のアメリカ社会を覆っているのは、深くて重い「厭戦(えんせん)気分」です。
3-2. 経済的相互依存の罠――ウォール街は戦争を望まない
あなたの手元にあるiPhoneを裏返してみてください。そこには、小さな文字でこう刻まれています。
“Designed by Apple in California. Assembled in China.”
この短い一文こそが、米中戦争を阻止する最強の防波堤であり、同時にアメリカの手足を縛る最強の鎖でもあります。
ワシントンの議会議事堂では、連日のようにタカ派の議員たちが「中国とのデカップリング(切り離し)」を叫び、経済安全保障の重要性を説いています。
しかし、実体経済の現場、特にシリコンバレーとウォール街の景色は全く異なります。彼らにとって、中国との完全な決別は「死」を意味するからです。
iPhoneの主要な組み立て工場は中国の鄭州などにあり、そこでは数十万人の労働者が24時間体制で製品を送り出しています。
もし、米軍が中国と開戦すれば、どうなるでしょうか。
開戦のニュースが流れた瞬間、中国政府は国内にある米国企業の資産を凍結、あるいは没収するでしょう。アップルの工場は即座に閉鎖されるか、人民解放軍の管理下に置かれます。その瞬間、世界のiPhoneの供給はストップします。
これは単に「新しいスマホが買えなくなる」というレベルの話ではありません。
アップルの株価は暴落し、それに連動してS&P500などの主要な株価指数が崩壊します。アップル株は多くの米国民の年金運用(401k)の中核に組み込まれているため、株価の暴落はアメリカの中間層の老後資金が瞬時に蒸発することを意味します。
テスラのイーロン・マスクにとっても同様です。上海のギガファクトリーはテスラの生産能力の要であり、中国市場は彼らにとって欠かせない収益源です。スターバックス、ナイキ、GM……名だたる米国巨大企業にとって、中国は「世界の工場」であると同時に、決して失うことのできない「巨大市場」なのです。
政治家は票のために動きますが、その政治家に選挙資金を提供しているのは誰でしょうか。
米中対立が決定的なレッドラインに近づきそうになった時、ホワイトハウスの電話は鳴り止まらなくなります。電話の主は、軍人ではありません。ティム・クックやジェイミー・ダイモン(JPモルガンCEO)といった、アメリカ経済の王たちです。 彼らは大統領にこう囁くでしょう。
「大統領、台湾の民主主義を守るという崇高な理念は理解します。しかし、そのためにアメリカ経済を大恐慌(グレート・ディプレッション)に陥れるつもりですか? 株価が大暴落すれば、あなたの再選は100%ありませんよ」
これを、冷戦時代の「相互確証破壊(MAD)」になぞらえて、「相互確証経済破壊(MAED:Mutually Assured Economic Destruction)」と呼ぶ専門家もいます。
核兵器を使わずとも、中国はただ「アメリカ企業の資産を人質に取る」だけで、アメリカ経済の息の根を止めることができるのです。この経済的な人質状態は、軍事的な抑止力以上に強力に機能します。
実際、財務長官のイエレンや商務長官のレモンドが訪中し、「デカップリングではなく、デリスク(リスク低減)だ」と言い換えて関係修復に奔走しているのがその証拠です。
彼らは知っているのです。完全に喧嘩別れをするには、両国の経済はあまりにも深く絡み合いすぎてしまった、と。 「結合した双子」を手術で切り離せば、両方とも死んでしまう。それが現在の米中経済の実態です。
中国共産党もまた、このカードを最大限に利用します。彼らはウォール街の金融マンたちを北京に招き、厚遇し、彼らを通じてワシントンに圧力をかけさせます。「戦争になれば損をするのはあなたたちだ」と。
台湾有事が現実味を帯びたとき、空母が出撃するよりも早く、ニューヨーク証券取引所の大暴落が始まります。その経済的損失の数字を見たとき、大統領は、発射ボタンを押す指を震わせ、そして止めることになるでしょう。
「カネは血よりも重い」。資本主義の総本山であるアメリカにおいて、これ以上の真実はありません。台湾の自由のために、ウォール街を燃やすことはできないのです。
イラン攻撃を続ける→台湾に興味が無いってことになる
「台湾にはTSMC(台湾積体電路製造)がある。世界の最先端半導体の9割を握るこの企業がある限り、アメリカは絶対に台湾を見捨てない」
これは、台湾の政治家や日本の評論家が、恐怖を打ち消すための呪文のように繰り返してきた言葉です。いわゆる「シリコン・シールド(半導体の盾)」論です。
しかし、ワシントンの戦略家たちが、この状況を「盾」ではなく「致命的な脆弱性」と呼んでいることをご存知でしょうか。彼らにとって、自国のハイテク産業や軍事システムの心臓部が、中国のミサイル射程圏内にある一企業に依存している状況は、悪夢でしかありません。
したがって、米国の真の戦略目標は「台湾にある工場を守り抜くこと」ではありません。「台湾への依存をゼロにすること」です。
その証拠に、バイデン政権は「CHIPS法」を成立させ、巨額の補助金を餌に、そして政治的な圧力を背景に、TSMCに対してアリゾナ州への工場建設を強要しました。 これは単なる産業振興ではありません。
台湾有事が起きた際に備えた、国家ぐるみの巨大な「バックアップ(データの複製)」作成作業です。米国本土に最先端の工場が完成し、サプライチェーンが確保されたその瞬間、台湾という島の戦略的価値は暴落します。
米国にとって、台湾にある工場は「唯一無二の宝」から、「切り捨て可能な支店」へと変わるのです。
さらに恐ろしい議論が、米国の安全保障コミュニティの一部では公然と行われています。 もし中国軍の上陸が避けられない事態になった時、米国はどうするか。米陸軍大学校の論文や、一部の議員の発言からも透けて見えるのは、「焦土作戦(Scorched Earth Strategy)」の可能性です。
すなわち、「中国にTSMCの工場を無傷で渡すくらいなら、米軍の手で、あるいは台湾軍に命じて、それを破壊してしまう」という選択肢です。
物理的な破壊だけではありません。もっとスマートで、残酷な方法も準備されています。
半導体製造装置の最大手であるオランダのASML社は、有事の際に遠隔操作でTSMCの工場にある露光装置を強制停止させる「キル・スイッチ」を保有していると報じられています。米国政府の意向を受けたこの機能が発動すれば、中国軍が工場を占領したとしても、そこに残されているのは何一つ生産できない巨大な鉄屑だけです。
そして、米国が本当に欲しいのは、工場という「箱」ではなく、そこで働く「人間」です。
関係者の間では、現代版「ペーパークリップ作戦」とも呼ぶべき計画が噂されています。ペーパークリップ作戦とは、第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツの崩壊に際して、米国がフォン・ブラウン博士ら優秀な科学者をドイツから連れ去り、自国の技術発展に利用した作戦のことです。
台湾有事が切迫した際、米国が優先的に避難させるのは、一般の台湾市民ではなく、TSMCのトップエンジニアとその家族である可能性が高い。
彼らを優先的に航空機に乗せ、米国本土へ移送する。そうすれば、工場が破壊されても、米国本土で早期に生産を再開することができます。
頭脳さえ持ち出せれば、島そのものは見捨てても構わない。これが「国益」に基づいた冷徹な計算です。
すでにTSMCのアリゾナ工場には、数百人の台湾人エンジニアが家族と共に移住を始めています。台湾国内ではこれを「空洞化」と嘆く声がありますが、米国から見れば、これは計画的な「資産保全」のプロセスに他なりません。
「シリコン・シールド」は幻想かもしれない。米国は台湾を守るためにTSMCを利用しているのではなく、TSMCの技術を台湾から「救出」するために動いているのです。
全てのバックアップが完了し、エンジニアの移送計画が整った日。それが、米国が台湾防衛という重荷を心置きなく下ろす日となるでしょう。
note.com/nara_2055/n/nd6e5659b0b19
アメリカは勝てないし日本は捨て駒にされる
中国が格闘技やってるゴリマッチョなら日本はチー牛レベル
チー牛がイキって喧嘩売れば耐え難い損害が出る
強いやつには逆らうなという極めてシンプルなルールなんだけどな
兵器も売れるし日本人もだいぶ洗脳できたし
中国製品には関税10000%
とかやりそうだよな
トランプなら
その親分の中国なんて勝てるわけないやん
台有事になってないのに資源封鎖されとるやん
なんで?謎ナ
満州の分離独立に動く
中国の基地を攻撃するぞ
アメポチがトップの国でそんなこと出来るのか?
普通に本土にミサイルにドローンが降ってくるよな
どうする?
戦争になったら受け入れるしかないだろ
毎日ミサイルが振ってく中通勤なんて出来ないけど仕事しないと生きてけないし
自衛隊が遠くで戦って自分はSNSで実況できるという想像力の欠如したやつがネトウヨになる
インドは国境紛争の復讐で側面ついてくる
それをイランのミサイルが命中して、イランが謝るという変な状態になってる
まあ思いやり予算とか出してる自民党には永遠にわからんだろうが
中国共産党と仲良くジャップ包囲網敷いてんだからw
クソ漏らしって何?
安倍さんの侮辱なら許さんぞ
シナップがビビってくそもらすってことだよ?まあシナップは元々どこでも糞するしなw
バ韓国猿は黙ってろ安全圏から茶々入れるだけのヘタレ半島が
テクノロジーでも製造業でも完璧に負けてる相手に負け惜しみ(笑。自民支持者らしいな
核武装なんてすぐできるもんじゃないしな
出来るまで待って行くっていうルールもないし
さっさと滅ぼすかってなったら終わり
アメリカが主導すれば余裕だが
現に冷戦期には沖縄に核が持ち込まれてたぞ
考えたら戦争を終わらせるなんてどうやるの?っていう
首都を殲滅滅亡しないと負けましたなんていうわけないんだし
そこまでやるの?っていう
まあそんなことの繰り返しよ
ジャップのアメ公植民地仲間のフィリピンすらもちろん参戦なんてしないからな
統一教会知能の日本政府がワーワー叫んでるだけで
ほんま草
統一教会ジャップネトウヨ害虫w
「アメリカは日本や台湾のために、自国の都市を犠牲にするだろうか?」
この問いに対する答えは、冷戦時代から既に決まっています。 多くの日本人は「核の傘」が自分たちを守ってくれると信じていますが、アメリカ大統領が「発射ボタン」に手をかける時、その脳裏にあるのは同盟国の安全ではありません。
2-1. 忘れ去られた「相互確証破壊(MAD)」の復活
「大統領、あなたはパリを守るために、ニューヨークを犠牲にする覚悟がありますか?」
1960年代、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領は、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領にこう問いかけたとされています。当時の西側諸国にとって、ソ連の圧倒的な戦車部隊から欧州を守る手段は、最終的にはアメリカの核兵器しかありませんでした。
しかし、ド・ゴールは冷徹に見抜いていたのです。いざソ連が核ミサイルをアメリカ本土に向ける構えを見せたとき、アメリカは自国民の命を危険に晒してまで、同盟国を助けないだろう、と。だからこそ、フランスは独自の核武装へと突き進みました。
半世紀以上の時を経て、この悪魔の問いが、より深刻な形で東アジアに蘇っています。
「あなたは台北を守るために、ロサンゼルスが核の灰になるリスクを冒せますか?」
多くの日本人は、中国の核戦力を過小評価しています。かつての中国の核戦略は「最小限抑止」と呼ばれ、数発から数十発のミサイルで「いざという時の反撃能力」を持つ程度でした。しかし、習近平政権下でそのドクトリンは劇的に変化しました。
2021年、民間の衛星画像が衝撃的な事実を暴き出しました。中国西部の甘粛省などの砂漠地帯に、数百基ものICBM(大陸間弾道ミサイル)用サイロ(地下発射施設)が建設されていたのです。米国防総省は、中国が2035年までに約1500発の核弾頭を配備すると予測しています。
これは何を意味するのでしょうか。それは、米中関係が冷戦期の米ソ関係と同じ、「相互確証破壊(MAD)」の段階に突入したことを意味します。つまり、どちらか一方が核のボタンを押せば、相手も確実に報復し、双方が滅亡するという恐怖の均衡です。
ここ数年で台湾進攻はないだろ
やるならすでにやってる
台湾にしてもいざ有事の際はある程度自力で持ちこたえるのを示すまではアメリカも介入には慎重になるんじゃないかね
第1章で述べたように、仮に米軍が奇跡的に中国軍の通常戦力を圧倒したとしましょう。中国の空母を沈め、上陸部隊を壊滅させ、台湾防衛に成功しそうになった瞬間、中国共産党指導部は何を考えるでしょうか。
台湾の喪失は、習近平政権にとって単なる敗戦ではなく、共産党統治の正当性を失う「体制の死」を意味します。追い詰められた彼らが、敗北を受け入れるくらいなら、戦術核兵器の使用に踏み切る可能性はゼロではありません。
例えば、米空母打撃群に向けて、威嚇としての低出力核ミサイルを一発撃ち込む。
その瞬間、ホワイトハウスのシチュエーションルーム(危機管理室)は凍りつきます。大統領には二つの選択肢しか残されません。
一つは、核には核で報復することです。しかし、米軍が中国本土に核を撃ち込めば、中国は即座にアメリカ本土の都市、ロサンゼルスやサンフランシスコに向けてICBMを発射するでしょう。数百万人のアメリカ市民が蒸発します。
もう一つは、報復を断念し、中国の要求(台湾からの即時撤退)を飲むことです。これは米国の敗北を意味しますが、本土の国民は生き残ります。
合理的な思考を持つ指導者であれば、答えは明白です。台湾という、アメリカの核心的利益ではない島のために、自国の主要都市と数百万の国民を道連れにする選択など、あり得ないのです。
ウクライナ戦争において、バイデン大統領が再三「第三次世界大戦(核戦争)は起こさない」と宣言し、派兵を拒否し続けている事実が、この論理の正しさを証明しています。ロシアが核を持っているからこそ、アメリカは手を出せないのです。
ワシントンの政策決定者たちは、公の場では「拡大抑止(核の傘)の信頼性は揺るぎない」と繰り返します。しかし、彼らが夜眠る前に考えるのは、「本当に台湾のために核戦争のリスクを負う価値があるのか?」という、答えの出ない問いなのです。
中国もまた、アメリカがこの「究極の決断」から逃げ腰であることを完全に見透かしています。だからこそ彼らは核を増産し、「台湾に手を出せば、アメリカ本土も無事では済まないぞ」というメッセージを送り続けているのです。
日本人が信じている「核の傘」は、実は雨漏りどころか、骨組みだけのボロボロの傘に過ぎないのかもしれません。大統領が「発射ボタン」に手をかけたとき、彼の脳裏をよぎるのは台北の自由ではなく、ニューヨークの家族の顔なのですから。
イランへの賠償金支払いどうすんだマジで
日本が払うんか?中国へも払うんか?
そんな状況なら与那国島と尖閣だけ守ってればいいよ
戦争というものは、一度始まってしまえば、誰にもその行き先を制御することはできません。特に、現代の米中衝突において最も恐ろしいのは、意図せぬ形での「偶発的な核戦争」への転落です。これを軍事戦略の用語で「エスカレーション・ラダー(紛争拡大の梯子)の踏み外し」と呼びます。
具体的なシナリオで考えてみましょう。
台湾有事が勃発し、米海軍の空母打撃群がフィリピン海へ展開したとします。空母の司令官は、中国本土の沿岸部にある対艦ミサイル部隊や、それらを誘導する高性能レーダーを脅威に感じます。部下を守るために、彼は大統領にこう進言するでしょう。「敵のレーダーサイトをトマホークミサイルで破壊する許可をください。あれを潰さなければ、我々がやられます」と。
軍事的には、これは極めて合理的かつ初歩的な戦術です。相手の「目」を潰すのは定石だからです。
しかし、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)では、この要請がまったく別の意味を持って響きます。なぜなら、中国軍の指揮統制システムは、通常兵器部隊と核兵器部隊で回線や設備が共有されている部分が多いからです。これを「もつれ(Entanglement)」の問題と呼びます。
もし、米軍が放った通常弾頭のミサイルが、中国の早期警戒レーダーや通信衛星を破壊したとします。その瞬間、北京の司令部はパニックに陥ります。画面がブラックアウトし、米軍のミサイルが飛来していることだけは分かる。
しかし、そのミサイルが通常弾頭なのか、それとも中国の指導部を抹56するための核弾頭なのか、あるいは核報復能力を奪うための先制攻撃なのか、着弾するまで判別がつかないのです。
「アメリカは我々の核抑止力を無力化し、一方的に殲滅しようとしているのではないか?」
疑心暗鬼に陥った中国指導部がとる行動は一つです。「使われる前に使う(Use it or lose it)」という恐怖の論理に基づき、残存している核ミサイルの発射ボタンを押すことへの誘惑が劇的に高まります。
米大統領はこのリスクを熟知しています。だからこそ、現場の司令官が「レーダーを叩きたい」と言ってきても、簡単には首を縦に振れません。「その攻撃が、中国に核戦争の合図だと誤解されないという保証はあるか?」と問い詰めざるをえないのです。もちろん、保証など誰にもできません。
結果として、大統領は攻撃許可を躊躇し、あるいは却下します。現場の米軍は、中国本土のミサイル発射拠点を攻撃することを禁じられたまま、飛んでくるミサイルを撃ち落とすだけの「防戦」を強いられることになります。これでは、ボクシングで相手を殴ることを禁じられ、ガードだけで勝てと言われているようなものです。勝てるはずがありません。
核戦争嫌だって言ってんじゃんずっと
日本は早く玉砕せよ
極超音速ミサイルは、発射から着弾までわずか数分しかありません。冷戦時代のような「ホットライン」で両国首脳が話し合い、誤解を解く時間は残されていないのです。AIによる自動報復システムや、現場指揮官への権限委譲が進んでいれば、些細な小競り合いがあっという間に全面戦争へと拡大します。
また、宇宙空間も危険な火薬庫です。米軍の強さはGPSや偵察衛星に依存していますが、中国はこれらを攻撃する「衛星攻撃兵器(ASAT)」を持っています。もし戦争の初期段階で米国の衛星が破壊されれば、米軍は文字通り「盲目」になります。目が見えなくなった超大国が、恐怖に駆られて過剰な報復に出る。それを見た中国がさらにエスカレートさせる……。
この「制御不能なエスカレーション」の恐怖こそが、米国の介入を妨げる最大の心理的障壁です。
ワシントンの政治家たちはこう考えます。「台湾を守るための限定的な戦争(Limited War)」などという都合の良いものは存在しないのだ、と。一発でも撃ち合えば、それは瞬く間にエスカレーターを駆け上がり、最終的には人類の破滅へと至る扉を開いてしまうかもしれない。
その扉の前で、理性的であればあるほど、アメリカ大統領の手は止まります。そして、その躊躇している数時間の間に、中国軍は台湾全土を制圧し、既成事実化を完了させてしまうのです。
「拡大を恐れて手が出せない巨人」。これが、核武装した中国と対峙するアメリカの偽らざる姿なのです。
note.com/nara_2055/n/n903409a8c897
第1章:人口減少社会における戦争の不可能性 ——「若者」という枯渇資源
いくら国家間の敵対関係が深まり、ナショナリズムが沸騰したとしても、我々は断じて「戦争」という選択肢を選んではならない。
その理由は、単に「人が死ぬのは可哀想だ」という人道的な見地からだけではない。より冷徹で、逃れようのない「国家の生存戦略」としてのリアリズムが、現代における戦争を不可能にしているからである。
現在、極東アジア諸国、日本、韓国、台湾、そして巨大国家である中国さえもも共通して突きつけられている最大の問題は、「少子化」と「人口減少」である。
戦争とは、突き詰めれば国家の最も貴重なリソースである「若者」を前線に送り、大量に消費する行為に他ならない。すでに人口減少と超高齢化が加速し、社会維持の限界点に近づいているこの地域において、若者を消費することは、勝敗にかかわらず国家の自殺行為を意味する。
. 昭和16年と令和7年の決定的な違い
かつて日本が太平洋戦争に突入した1941年当時、日本国民の平均年齢は20代後半であり、人口は増加の一途をたどっていた。 「産めよ殖やせよ」のスローガンが成立する土壌があり、農村には次男・三男といった余剰労働力が存在した。残酷な言い方をすれば、国には兵士として動員できる「若さ」という資源が潤沢にあったのである。
しかし、現在は全く違う。2025年の日本の平均年齢は50歳に迫り、人口ピラミッドは逆三角形の危機的な形状をしている。 自衛隊の入隊希望者は年々減少し、定員割れが常態化しているのが現実だ。これは、介護、建設、物流といったインフラを支える現場と、国防の現場が、わずかに残された若者を奪い合っている状況を意味する。 ただでさえ地方の過疎化が進み、「消滅可能性都市」が現実の脅威となっている中で、地域社会を担う数少ない若者を戦場へ送り込めば、どうなるか。たとえミサイル攻撃を受けなくとも、その地域社会は内側から崩壊し、二度と再生することはないだろう。
2. 財政という「もう一つの戦線」
戦争が不可能である理由は、人口問題だけではない。国家財政という観点からも、日本に戦争を遂行する体力は残されていない。 日本は、旧来からの産業構造の転換に遅れ、地方経済の疲弊や労働生産性の低迷といった構造問題を抱え続けてきた。その結果、国の借金である公的債務残高は1000兆円を優に超えている
。 昨年度のGDPが600兆円程度であることを踏まえれば、日本は平時の状態でさえ、経済規模の約2倍にあたる借金を背負っていることになる。
戦時になれば、軍事費は天文学的に跳ね上がり、戦時国債の大量発行が必要となる。しかし、「ザイム真理教」と揶揄されるほどの財政規律への懸念が存在する市場が、GDP比200%を超える国の戦時国債を、金利を高騰させずに買い支えるだろうか。
答えは否である。開戦と同時に金利は急騰し、国債価格は暴落、円の価値は地に落ちるだろう。
ハイパーインフレが国民生活を直撃し、兵站を維持する前に経済が破綻する。これが、現代日本が置かれている冷厳な事実である。
太平洋で分かれているとは言え米国は中国の隣国になりたくないから緩衝地帯として日本と台湾とフィリピンの壁が必要なんだって
嫌がってるのは米国のとくに民主党の奴ら
人口減少と経済構造により「戦争が不可能」であるにもかかわらず、我々が戦争の危機に怯えているのはなぜか。それは、相手の意図を正確に読み解くための回路、すなわち外交上の「パイプ」が壊滅的なまでに寸断されているからである。
外交とは、首脳同士が握手をする華やかなセレモニーだけではない。その水面下にある、実務者や政治家、民間人による泥臭く、分厚い人間関係の蓄積こそが、国家間の衝突を防ぐ緩衝材となる。 しかし、現在の日本はその緩衝材を自ら剥ぎ取り、剥き出しの状態で巨象・中国と対峙している。
1. 垂秀夫前大使が鳴らした警鐘
「中国が最も恐れる男」と評された前駐中国日本大使・垂秀夫氏は、その著書『日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い』の中で、日本の外交力が陥っている構造的な欠陥を指摘している。
「これまで日本と中国の関係を支えてきた特色は、重層的かつ分厚い人的往来だった。これは欧米など他国と中国の間の関係にはないものである。この貴重な財産が、いまや完全に失われてしまった」
欧米諸国の対中外交が、条約や国際法に基づく「システム」中心であるのに対し、アジア、とりわけ中国との外交においては、「人」対「人」の信頼関係が決定的な役割を果たしてきた。
かつての重層的な人的往来による豊富な関係性があれば、政府間の公式ルートが閉ざされても、与党の有力政治家や経済人が裏ルートで北京へ飛び、「これは日本政府の本音ではない、国内向けのパフォーマンスだ」と耳打ちすることで、決定的な破局を回避することができただろう。
しかし、今日には、その独自のセーフティネットは今や完全に失われてしまった。
2. 「高市発言」と機能しなかった危機管理
パイプの喪失がどのような実害をもたらすか。具体的な事例として、高市早苗総理大臣が衆議院予算委員会で行った発言を挙げたい。 高市総理は、「台湾に対する海上封鎖は、戦艦等の手段を用いた場合、武力行使とみなし得る」という趣旨の答弁を行った。 法解釈としては正論かもしれない。しかし、外交の現場において、この発言は「日本が台湾有事に軍事介入するレッドラインを越えた」という強烈なシグナルとして中国側に受け取られた。
かつてであれば、この発言の直後に、日本の有力政治家が中国のカウンターパートと接触し、「総理の発言は法的な一般論であり、直ちに自衛隊を派遣するという政治的決断ではない」と真意を伝え、相手の暴発を抑えることができただろう。 しかし、現在の日本にはその役割を担える人物が不在である。外務省の幹部が即訪中したが、結局成果は得られなかった。
その結果、中国側は最悪の事態を想定して軍事的圧力を強め、それを見た日本もさらに態度を硬化させる。
日本産の海産物の禁輸措置が取られ、そして航空自衛隊のF-15に対して2回断続的にレーダー照射された。
負のスパイラルが、誰にも止められないまま回転し始めたのである。
勝てない戦争に向かうのは普通は避ける
トランプはバカだから分からんけど
ここで想起すべきは、かつて自民党幹事長として長く君臨し、中国との太いパイプを維持し続けた二階俊博氏の存在である。 彼は日中友好議連の会長として、長年にわたり中国要人と信頼関係を築き、首相以外で唯一、習近平国家主席と直接会談できる日本の政治家とまで評されていた。
もちろん、彼の政治姿勢や、日中友好議連に対して「媚中派」「弱腰」といった批判が国内にあったことは事実である。
しかし、日中友好議連が果たしていたのは、単なる友好親善ではない。
日中関係に亀裂が入った際、真っ先に現地へ飛び、相手の怒りを受け止めつつ、致命傷にならない妥協点を探る「避雷針」であり「調整弁」としての役割をすることができるのだ。
二階俊博が引退し、その役割を継ぐ者が現れない今、日本は「中国首脳部が何を考え、どこまでなら譲歩できるのか」という生の情報を得る手段を失った、とも言えるのではないだろうか。これは外交における「盲目」を意味する。
4. SNSポピュリズムと「知中派」の絶滅
なぜ、二階氏に続く「パイプ役」が育たないのか。その原因は、現代の政治空間を支配するSNSとポピュリズムにある。 垂秀夫前大使はこうも記している。 「2023年には120人を超える国会議員が台湾を訪問したにもかかわらず、中国を訪問した議員は10人もいない」
この数字の極端な偏りは、日本の国益を損なう「由々しき事態」である。 台湾を訪問すれば、SNSでは「親日国との連携」「民主主義の守護者」と称賛され、票につながる。 一方、中国を訪問すれば、たとえそれが国益のための厳しい交渉であったとしても、ネット上では即座に「媚中議員」「売国奴」「ハニートラップにかかった」といった罵詈雑言を浴びせられる。
今の政治家にとって、中国訪問は「政治生命を削るリスク」でしかない。その結果、若手・中堅議員は雪崩を打って台湾へ向かい、北京への道は雑草に覆われてしまった。 しかし、冷静に考えてみてほしい。我々が真に情報を収集し、意図を探らなければならない相手は、友好的な台湾なのか、それとも脅威である中国なのか。
5. 「親中」ではなく「知中」を育てよ
冷戦時代、アメリカとソ連は激しい核軍拡競争の最中にあっても、ホットラインを維持し、科学者や芸術家の相互訪問を絶やさなかった。 それは「相手が好きだから」ではない。「相手がお互いのことを知らずにいる状態」こそが、偶発的な核戦争を招く最大のリスクだと理解していたからである。平和だから交流するのではない。危機的だからこそ、交流し、相手の思考回路を理解しなければならないのだ。
現在の日本に必要なのは、中国の言いなりになる「媚中派」でも、中国を好きになる「親中派」でもない。 中国という国の強さと弱さ、共産党幹部のメンタリティ、そして彼らが最も恐れるものを熟知し、国益のためにタフな交渉ができる「知中派」である。
「台湾には行くが、中国には行かない」という態度は、外交的ボイコットのように見えて、実のところは「現実逃避」に過ぎない。 嫌いな相手、危険な相手だからこそ、その懐に飛び込み、目を見て対話し、信頼という名の「手触り」のあるパイプを築く人材を、国民自身が育てなければならない。 「媚中」というレッテル貼りで政治家の足を止めることは、結果として日本を「目隠しをしたまま戦場を歩く」ような危険な状態に追いやっていることに、我々は気づくべきである。
note.com/nara_2055/n/n4db85e860411
台湾有事どころか日本が侵略されても絶対助けになんかこないよ
助けるべきやが助けんやろ
想像以上にクソザコじゃん
とっくに大規模地上軍をテヘランまで進軍させてるしな
なぜジャップの教訓を学ばないのだ
トヨタのために100兆円貢いだのにトランプに嫌われてる高市ってのもあるな
第二のパールハーバーでね
中国はアメリカに勝てはしないが負けることは絶対にない
高市もそう言ってたもんな
米国議会は台湾保護法案や中共の米国資金凍結措置法案を可決してるから迂闊に手は出せないだろうけど
台湾が独立しようとしたら武力を行使する なんで台湾におとなしくしてもらえばいい
現状維持ね
高市さんは台湾を守る
平和は残念ながら中国の理性と忍耐に掛かってる
>>117
それは中国の絶コロにリスト入るな
チー牛が生き残るにはネットでイキルのではなく大人しくしていることだ
なぜなら現状実は独立してるともいえるからである
独立宣言をするとかかね
ようはアジアのウクライナになって欲しいんだよ台湾に
日本もついでにウクライナになってくれりゃ更に良いんだろうが
どっちにしても国共内戦再開しても日本が参戦する理由も無いしスルーが正解よ
独立宣言なんかすることにはならないだろう したがって台湾有事は現実性がない
🦎「はい❤喜んで❤」
何れにせよ台湾支援はしても中国との直接交戦は相当の覚悟が無いと無理だろな
アホのトランプがイラン攻撃したのはイスラエルに騙されただけだし
国内も外交も犠牲にすれば
国民が国のために死ぬ気ないから本気なんて出せませんよどうあがいても
徴兵制すらはんたいするからな
何処かの誰かが自衛隊に入って戦争して自分達はSNSで実況
そんな妄想を抱いている
台湾有事で死ぬのが国のためっていうのもおかしな話だわ
出てけオラ!
中国は面子を大事にするから民進党の挑発に我慢できなくなってなんらかの軍事的紛争が
起きるということもありうる
基地要らないのでは?
昔ながらの代理戦争に戻ってる
多極主義って植民地帝国主義時代と同じ構造だけどな
日本ですら植民地持ってたわけだが
あの時代は
当時と違うのはヨーロッパがイマイチな事
まんま、アメリカ・西欧のプロパガンダだね。ありがとう。
20世紀以前は白人が有色人種を支配していた時代であり
有色人種が台頭してる現在とは全く異なる
白人気取りの黄色い猿は歯軋りしてるがなw
よくも解説員なんてやっとるな
恥をしれよ
旗振りでもやってろゴミカス
言った通り行動する集団なので突然侵攻することはないだろう
アメリカも軍事力が相当落ちてることはイラン戦争で明白になったので中国をことさら
挑発するようなことはないはずだ
そりゃもとは同じ国だから。それを分断したのは日本。
ヤメヤメ
本来直接戦闘なんて有り得ないのに
ほんとバカ
本当クソバカだよね
石破も岸田も全く触れず、台湾関係はスルーしてたのにね
ほんと低脳
中国とむやみに敵対してるから台湾有事は日本有事になるんだろ
台湾が落とされたらってその前に中国は在日米軍基地をミサイルで破壊するでしょ
ちょうどイランが湾岸諸国の米軍基地を破壊したみたいに
米軍基地攻撃されるのが条件なんだし
これ
検事総長を女にしたりな
まああっちの検事総長は美人だったけど
台湾も元敵であって絶対に味方しなければいけないような関係性ではない
アメリカがやる気ないなら日本は付き合う必要ないんだよ
中国の内政問題なので日本は一切関与しませんと宣言しろよ
デモ弾圧できる時代
私が通報しました 他の人も通報してます
アホすぎる
それこそ台湾が「市民が反乱起こす手筈になってる」とそそのかせばアメリカで攻撃しろって論調を作ることできるし




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