トランプ、G7に代わる「Core 5」構想、米 中 露 印 日をまとめる巨大枠組み、世界秩序の再編につながる可能性

Politicoによると、トランプ大統領の政権チームは、G7に代わる新たな国際枠組みの創設を検討しているといいます。その名称は暫定的に「Core 5」で、世界の主要大国5カ国をまとめる構想です。
その5カ国とは、
・アメリカ
・中国
・ロシア
・インド
・日本
という、人口、経済規模、軍事力などあらゆる面で世界の中心となる大国ばかりです。
G7は主に欧米の先進国が中心で、経済力や価値観が比較的似通っていますが、Core 5は「世界のパワーバランスを左右する巨大国をまとめる」という全く異なるアプローチになります。特に、中国やロシアが含まれている点はG7と大きく異なります。
背景としては、世界の多極化が進む中、現在のG7では地政学リスクに十分対応できない、あるいはアメリカ主導の新たな枠組みが必要だという問題意識があるとみられています。また、アメリカが中国やロシアとの関係をどう扱うかが国際政治の焦点になっている中で、こうした構想は外交戦略上のメッセージとも受け取られています。
まだ正式な提案ではなく、トランプ大統領陣営内部での検討段階とされていますが、もし実現すれば、現在のG7体制とは異なる世界秩序の再編につながる可能性も指摘されています。
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