地方の過疎化を要因とした人口減少時代を迎えて久しい日本。しかし地方部でも人が増えている自治体は意外とたくさんあるぞ！
そこで今回は2020年統計結果に基づく法定人口と現在の推計人口を比べ、増加率が2％を超える地方部の市町村を紹介します
ただし首都圏や仙台などの大都市ベッドタウンは除くのであしからず
隠岐諸島に存在。都会に遠いことに加え離島ハンデによりかつては例によって不便から若者が減り、無人島化も危惧された歴史を持つ
そこで「高校魅力化プロジェクト」をはじめ若者を呼び込むIターンを促進させたことが奏功し人口増加。定住させることを目的としない縛りのない呼び寄せ策が「関係人口」の増加に寄与している
徳島県内で唯一、出生数が増加。田舎ではありながら保育園や小児科に恵まれ、県都の徳島市ですら人口が激減する中で子育て世代を引き込む
ICTを活用したQOLの向上に向けた取り組みも進む
神奈川ではありながら、ほぼ静岡側の足柄の山間地域。都心にも横浜にも日帰り通勤は難しい完全な地方環境である
にもかかわらず70年近く人口は右肩上がり。富士フィルムなどの研究機関があり、都会にこだわらないエリート層が定着する。風景は完全に日本の田舎だが、高級外車を乗り回す子育て世帯が多い
山形も見習うべきだ
ちなみに親の出身地の山形県内は１つもでてきません！
お疲れ
ありがとう
君の地元も出てくるかもよ？
言わずもがな首都圏民にとってアウトレジャーに人気の風光明媚な行楽地
リモート環境を求めた移住者に加え、土地に惹かれた外国住民も増えている。インバウンド日本の最前線だ
「村」ではありながら、東北新幹線の新白河駅の所在地
新幹線を使えば東京に出やすいほか、県境をまたいで美しい那須高原の風情ある環境が生活圏となるため、リモート移住が盛んに
高齢化率日本一の村と呼ばれ、2015年から2020年まで200人近く減ったものの、過去5年で急激に巻き返してる
この5年の要因といえばコロナ禍が考えられる。八ヶ岳の裾野というロケーションが人気を集めたか
北國街道の宿場町。豪雪地帯というハンデがありながら人口密度が高く、コンパクトシティに成功して市に昇格
現職市長が町制時代の2007年より民活を盛んにしたことが奏功したとされている。同じ石川県ではかほく市も増加（+1.80）傾向にあり、金沢市から南北の小さな町へドーナツ化が起きているとも考えられる
自治会加入率９割超。1970年の市制施行以来「のどかな田園都市」をスローガンに自然を保ちながら計画的な都市開発を実行
内陸工業都市の面もあり、今も村田製作所が研究センターを進出を決めるなど、高度人材の雇用機会や法人税収を支える要因がある。頑張れば都会に日帰りできる点も含めて開成町と似ている
やたらに詳細だな
実は若いころにこの手の考察ブログ書いてたら読者の守山出身の地下アイドルと知り合ってオーディション帰りに会ってヒアリングしたことがある
いつも読んでるって「お宝」までもらって激励された思い出
また畳が変な設定追加してるよ
どうかな・・・・？
県都・長崎がすさまじい人口減をする中、大村市は堅調に推移
日本初の海上空港でもある長崎空港があるほか、高速道路や新幹線の駅があり、遠方からの高速交通の便が良いことや、子育て環境の充実から移住者が多い。野々市もそうだが、県都が人が減るほど反動で伸びるパターンというのがあるようだ
2021年に熊本県内で初の「コストコ」が進出したことを契機にファミリー層が移住
「子だくさん」だと支援金がもらえる豊富な子育て支援策から、人がきて子が増えまた人口が増える好循環を実現中
地方都市ではドーナツ化現象起きてるよね
逆に都会では都心回帰してるけど
それは場所による。伸びてる場所は遠方ベッドタウンでも伸びてるしダメなら都内でも再開発失敗で死んでる
TX沿線の発展をはじめ首都圏の本社の郊外移転などの例は別の機会に
市の人口こそ二番手ではないが、県南の那覇に対して県北の中枢都市であることから「沖縄第二の都市」と呼ばれることがある
美ら海水族館やジャングリアなど大規模な観光スポットが周辺に増え続けている。法人税収の多くを金融系が占めることから「経済金融活性化特別地区」に指定され、スタートアップの金融支援も加速するなど経済要因もある
那覇に隣接。沖縄自動車道の起点の那覇インターがあるほか、同道と途中で接続する那覇空港自動車道が通るなど、交通の便がよいことが最大の特徴（2020年に訪問済み）
地方はどこも車社会だが、沖縄は先の大戦で県内の鉄道網が壊滅し、その後アメリカ領土隣復旧せず本土に先んじて本場のモータリゼーションに切り替えたことから元来その傾向が強い
台湾の半導体大手TSMCの進出で、雇用機会が急増
それに伴い人口が増える異例の事態となっている。既述の御船町を含めこのあとも熊本の町がいくつも出てくるけどだいたいTSMCの影響
熊本地震の復興バブルを原動力にTSMC効果に便乗し、飛躍的成長を実現
熊本空港のターミナルがあり（滑走路は先の菊陽町）交通の便も支持要因。台湾や東京との橋渡し役だ
阿蘇の玄関。おそらくTSMC効果による人口集中の流れの中で
「通勤に便利で、かつ持ち前の自然資源を最大限感じられる立地」が支持された可能性がある。その両方を評価すれば富士山が身近でアウトドア環境のよい開成町っぽくもある
明治以来一度も合併しておらず、那覇空港レベルの面積しかない「日本一小さな村」
横ばいだった人口は1990年から一気に上昇。平成以降に人が増えた要因は豊かな子育て支援だという。石川2市しかり北陸はこの手の田舎がたまにあるようだ
温泉じゃないほうの草津。なんと1954年の市発足から人が増え続けている
立命館大学のキャンパスなどの地方進出に便乗したことが背景要因
熊本市の北に位置。約10年で1万人も増加している
TSMC効果に加え18歳まで医療費無料の大盤振る舞いな子育て支援が呼び水に
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