【悲惨】新宿駅さんの大規模再開発､2028年度完了予定のエリアが｢工期未定｣に…費用の高騰で業者が決まらず このまま頓挫も？

新宿再開発工期未定に　南口地区の2028年度完了予定を変更　京王電鉄が発表
[2025/03/30 09:22]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000414566.html?display=full

当初の計画では、まず、南街区の建物を解体して商業施設やホテルが入る地上37階建てのビルを建設し、
その後、北街区にある京王百貨店などを解体して、地上19階建てのビルを建設する予定でした。

このうち、南街区の工期については、2028年度に完了する予定でしたが、京王電鉄は28日、「未定」に変更すると発表しました。

他ソース
https://biz-journal.jp/company/post_387235.html

建設業界関係者はいう。

「建設工事に当たっては事業主と建設会社の間で工事の請負契約が締結されますが、建設業界の慣習として、いったん契約が締結されると、
その後に建設費の上昇や工期の遅延などで工事費用が増えると、その分は建設会社が自腹を切る、つまり損失を被ることになります。

ここ数年の建設費高騰は未曾有のレベルといってよく、あと数年は上昇し続けると予想されており、加えてこの南街区は新宿駅前の人通りの激しい繁華街のど真ん中なので工事の難易度も高く、
さまざまな要因が重なって大手のゼネコンですら怖くて引き受けられないということではないでしょうか。

契約の前段階で建設会社は事業主に見積を提示しますが、竣工は3年後ですので、建設費の上昇を見越した見積の提示は非常に難しいものになってきます。

ですので、建設会社が非常に高い金額を提示したのか、あるいは『建設費相場の上昇を踏まえて追加費用が発生した場合はその分を支払ってもらう』ということを条件に提示した可能性も考えられます。

気になるのは北街区の再開発への影響です。北街区の再開発は南街区のビルの竣工後に本格着手する予定になっており、北街区の再開発、そして全体のスケジュールが大幅に見直しとなる可能性があります。

建設費の相場が平常な状態に戻るまで待ってから建設に着手するとして、仮に開業が5年後ろ倒しになると、その間に見込んでいた収入が得られなくなるため、収支計画が崩れることになります。

また、もし建物の解体前でしたら、再びテナントを募集して営業を再開し、当面は営業を続けて収益を得るという選択肢もありますが、
南街区はすでに解体工事が始まっているので、新たな建物の建設に着手できないとなると、その土地をどう管理していくのかという問題も生じます。

公園のような用途にするにしても、それなりに維持管理費はかかりますので、周りを柵で囲って空き地のままにしておくという可.能性も考えられます」