レアながん「チンポ癌」、日本ではチンポ温存は保険適用外

いつか遭遇する陰茎癌患者さんのために今知っておくべきことは？：日経メディカル
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/report/202406/584668.html

陰茎癌は罹患率が低く、日常臨床でまれに遭遇する希少癌の1つ。限局性陰茎癌には手術療法が行われるが、手術によるQOLへの影響は大きい。そのため海外では早期癌に対して臓器温存手術が推奨されているが、日本では保険収載になっていない。周術期治療には化学療法が用いられており、近年は免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬の早期臨床試験も行われている。

日本で初めての陰茎癌に対する診療指針である「陰茎癌診療ガイドライン」が2021年に発刊されている。4月に開催された第111回日本泌尿器科学会総会のシンポジウム「Penile cancer: comprehensive review and future prospectives（陰茎がんのすべて）」では、この陰茎癌診療ガイドラインと発刊以降のデータから、陰茎癌の疫学と病理、診断、局所治療、薬物療法による周術期治療が解説された。司会は神波大己氏（熊本大学）と伊藤敬一氏（防衛医科大学校）。

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