新宿区のホストクラブ400店舗、自主規制で2024年から売掛金廃止へ

【朗報】新宿区のホストクラブ400店舗、自主規制で2024年から売掛金廃止へ

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高額なツケを重ねて、客が泥沼にはまる事態が相次ぎ、社会問題となるなか、歌舞伎町を抱える新宿区の区長と、ホストクラブの代表者たちが対策を話し合いました。来年4月から売掛金、つまりツケによる支払いを廃止することで合意するなど、具体的なルール作りが動き出しています。

『group dandy』巻田隆之COO：「やっぱり、これをちゃんとしなかったら、業界が存続できないぐらいの話。正していかなければいけない時期に来ている」
『ホストクラブとの連絡会』は23のグループ企業、合わせて400を超える歌舞伎町の店舗を代表する形で行われました。

巻田COO：「最近の報道に取り上げられた不適切な出来事に関して、深くおわび申し上げ、真摯な反省の意を表明します。今後、同様の問題が再発しないよう、歌舞伎町のホストクラブ業界全体で取り組みを検討し、しっかり話し合いをさせていただきたい」
新宿区　吉住健一区長：「“被害者への対応”“業界ルールについての協議”“業界団体の設立”の3点について、主に話し合いをしていきたい」
業界を取り巻く状況は刻一刻と、厳しさを増しています。警視庁本部では4日、警視庁管内全ての警察署長を前に、警視総監が年末年始に向けて悪質なクラブの取り締まり強化を指示しました。
警視庁　小島裕史警視総監：「悪質なホストクラブと女性客との間に発生した、売掛金をめぐる違法行為等が問題となっている」
これまで業界の慣習として続けていた売り掛けを、来月から段階的に減らすことを決めました。4月には完全に廃止する方針です。
巻田COO：「みんなで業界の存続を考えた時に『売り掛け』がなくなることと、業界がバッシングを受けてなくなる、どちらがいいか。業界が安全に続いてほしいと選択した。僕たちで（売り掛け廃止を）やろうと」

新宿区との話し合いで決まったことはあくまで業界内の自主ルールですが、歌舞伎町で届け出を出しているホストクラブ約500店のうち、400以上が賛同した形になりました。

売掛金を禁止する条例を設けようにも、憲法の定める『職業の自由』や、民法の『契約自由の原則』などハードルは高いのが現実です。5日は、業界側から、20歳未満の入店を禁止とする声も上がったといいます。ただ、20歳未満をどう守るかは、今後の課題となりました。

ちゃんと法整備しろ
契約自由の原則って特定商取引やカルト献金規制、貸金業の総量規制はできたじゃねーか