プーチン、アフリカを味方につけようとするも距離をとられる

ロシア北西部サンクトペテルブルクで開かれた第２回「ロシア・アフリカ首脳会議」は２８日、アフリカの食料安全保障の強化をロシアが支援することなどをうたった共同声明や、資源・エネルギー開発など両者の協力促進を定めた行動計画などの文書を採択して閉幕した。プーチン露大統領が成果に満足感を示す一方、アフリカ諸国は過度な対露傾斜を避ける構えを見せるなど、両者の温度差も浮かび上がった。

プーチン氏は２８日、アフリカ連合（ＡＵ）議長国コモロのアザリ大統領との共同記者発表で、ロシアとアフリカは欧米中心でない「多極的世界秩序」を追求する方針で一致したと指摘。両者の貿易決済を「（欧米通貨から）露通貨などに切り替える案が検討されている」とも述べた。

一方、アザリ氏は「会議の結果に感謝している」としつつ、「ロシアがアフリカに投資することは、他国がアフリカに立ち入らないことを意味しない。パートナーは多いほど良い」と表明した。ロシアに傾斜したと見なされ、欧米などとの関係が悪化するのを警戒した発言とみられる。

ウクライナ侵略で欧米との対立を深めたロシアは、非欧米諸国との連携を深めて国際的孤立を回避しようとしている。今回の会議もその一環で、ロシアはウクライナ産穀物を黒海経由で輸出する「穀物合意」から離脱したのを受け、食料供給の確約などを材料にアフリカ諸国の取り込みを図った。ただ、会議ではウクライナ侵略を巡ってロシアに和平を求める声も出た。

今回、アフリカからの首脳の出席国は１７カ国で、２０１９年の第１回会議では４３カ国だったことから、アフリカに対するロシアの影響力の限界を指摘する声も出ている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce9ec972a9043d596e7ba32a90f028ac77c441a1

乞食国家的な乞食させてくれるんならどこの国でも歓迎なんだろうけど、
中国を含めどこも余裕なくなってる感じだし。