ウクライナ人の兄弟YouTuber サワヤン・サワが弟の無実を証明するためアメリカとの裁判を表明　“出禁”で「10年間入国できない」

2023年2月24日 10:46

2月17日、「サワヤンゲームズ」（登録者数154万人）が「帰国しました。２日間あったことを全て話します。」を公開しました。

ヤンがアメリカの空港で丸2日拘束され、強制帰国
サワヤンは、日本育ちの兄サワ・弟ヤンのウクライナ人兄弟のYouTuberです。

2月14日、アメリカのロサンゼルスに来たとツイッターで報告したサワ。自身は無事に入国できたものの、ヤンは入国できず別室に連れて行かれ、連絡が取れなくなっていると明かしました。その後、拘束は丸2日に及び、ヤンは入国できないまま日本に強制送還されたとサワは報告していました。

17日の動画では、ヤン本人が2日間何があったのかを説明。別室に移されてからは、アメリカの警察官2～3人から徹底的な取り調べ・身体検査を受けたとのこと。顔写真とすべての指の指紋を撮られたそうで、ヤンは「事実上のブラックリスト入りっていうか、多分そんな感じの登録だと思う」と振り返りました。ヤンは、「言葉を選ばずに言うと、えぐかったです」「ご飯も2日間ほぼなしで、基本犯罪者みたいな扱いなんで」「人でも殺したのかなって思っちゃうくらいの扱いで、言うことも基本何も聞いてくれないですし」と拘束中の過酷さを訴えました。

ヤンが拘束された理由は明らかにされていないようですが、サワは「憶測」としつつつ、ヤンのパスポートの有効期限が特例で延長されていたことと、観光ビザだったことが考えられると話していました。ウクライナは戦争の影響でパスポートの更新手続きをできる状況になく、有効期限が切れていたヤンは、在日ウクライナ大使館で特例措置として有効期限を延長してもらっていたそう。これは異例の措置のため、入国の際に疑われた可能性があるようです。

ビザに関しては、今回の渡米はNBA（全米プロバスケットボール協会）からの招待で、しかも金銭的なやり取りはなかったことから、商用ビザを取得していなかったそうです。

ヤンの無実を証明するためアメリカと裁判へ
23日、サワヤンはYouTubeチャンネルを更新。サワが「裁判をすることになるかと思います」と発言し、アメリカに対して訴訟を起こすと表明しました。

サワは裁判を決意した理由について、ヤンと同じような対応をされた知人の話を紹介します。知人は営利目的ではないイベントに参加するために観光ビザを取得したそうですが、入国の際に「仕事しに行っている」と疑いをかけられ、“出禁”になったのだとか。その後2年間裁判をした結果、ビザが発行されたといいます。

自分たちの今回の渡米に関しても金銭的なやり取りは一切なかったというサワは、「いくらでも証明はできるはずだから」「その無実を証明する」と宣言。「10年くらいだよ？10年間入国できない」「遅かれ早かれ、ビザの問題を解消しないといけない」と、何も悪いことをしていないヤンの誤解を解きたいと訴えました。

サワは「ガチでやるのは初裁判だから」「わからないこと多いんだけど」と不安を抱えているようですが、「やるからにはやろう」「弁護士を立てて色々やっていこうかなと」と意気込みました。

視聴者からは「弟の為に裁判起こそうとする行動力尊敬する」「サワは行動力がほんとすごい」「サワさんの兄弟を想う気持ちがヤンさんにも届くはずです！ずっと応援しています！裁判も頑張ってください！」など、サワヤンを応援する声が集まりました。

https://yutura.net/news/archives/90594
https://youtu.be/ykPXaQlCZwY