ツイッターで言論統制開始、都合の悪いリプライは規制可能に

一方で、youtubeのようにコメント欄を設けるか設けないかの選択肢はユーザーに与えてもいいはずで、現状のどのアカウントでも誰にでも開かれているという状況は、コメントスクラムを誘発しやすい仕組みになっている
とくに企業や公的機関による広告や広報、各種ニュース系のアカウントは、有象無象の放言コメントや極端な思想の持ち主によるバイアスのかかりまくったコメントをノイズと感じる人も多いはずで、
運用当事者の利益のためにももっと管理できるものであってもいい

たとえば特定のツイートごとにリプライ対象を都度選択できるようにするのではなく、アカウントごと一律に設定できるようにし、代わりにリツイートの回数などを制限したり、
一度設定した変更は数カ月間変更できないなどの制約を貸せば、バランスが取れるのではないだろうか
こうすれば広報用のアカウントなどの場合は特に問題なく運用できる一方で、あえて挑発的なツイートのリプライを制限しようとする輩にはサンクションとして機能する

まあ現状のツイッターで一番の癌なのは、「RT」と「いいね」なのだけどね
RTの廃止は、過去アイディアとして持ち上がりながらも、現実的にはツイッターの自己否定に繋がるから不可能だが、いいねについてはなぜ早く対応しないのか理解に苦しむ
それが個人の自己顕示欲や承認欲求を過剰にドライブしてツイッター上の言説や対立を先鋭化させていることは明らかだし、リプライ欄にぶら下がるイナゴクソリプにしたって、
いいね欲しさにやっているのはどうみても明らかだろう
ツイッターはもはや趣味のことや日常のあれやこれやをつぶやくだけの場所ではなく、間接的に現実社会に影響を与える言論空間になりつつあるわけで、
現状のツイッターが個人の有毒な行動を促進するようなアーキテクチャを持っているということに、ツイッター社はもっと自覚的になったほうがいい