【茨城】「ギョーザが好き」「日本のお米はウクライナのものよりおいしい」　ウクライナから避難の学生、日立市長に近況報告

小川春樹・日立市長に近況を報告するモトーナさん（右）＝茨城県日立市役所で２０２２年９月７日、田内隆弘撮影

　ロシアによる侵攻を逃れ、７月下旬から茨城県日立市内で生活するウクライナ人学生のナタリア・バベンコさん（２６）、アナスタシア・モトーナさん（２１）が７日、同市の小川春樹市長を表敬訪問した。８月下旬からは日本語学校の授業が始まり、「先生も学生も優しくいろいろ手伝ってくれる。日立の町が好きです」と近況を報告した。

　２人はキーウ出身で、全国の日本語学校有志でつくる「ウクライナ学生支援会」（ＪＳＵＳ）の支援を受けて来日。ＪＳＵＳに参加する日立さくら日本語学校（同市鹿島町）で学んでおり、日立市も市営住宅の無償提供などで支援している。

　同校の松浦みゆき校長から２人の様子について説明を受けた小川市長は「安心して生活し、学べるように精いっぱいの支援がしたい。困ったことがあれば何でも言ってほしい」と呼びかけた。

　モトーナさんは「生活にも慣れてきました。キーウに残った両親とは毎晩電話で連絡を取っています」と近況報告。日本で初めて口にする料理を楽しんでいるといい、「ギョーザが好き。この間初めて炊飯器を使ったけれど、日本のお米はウクライナのものよりおいしかった」と笑顔を見せた。将来はウクライナに戻り、日本語教師になるのが夢という。【田内隆弘】

9/8(木) 15:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3aa403f256b11031fc9632aa36bb6457b0efaf0