「大学学長各位、学術会議任命拒否問題の政府対応はどう思いますか？」→問題と回答したのはわずか56%。もう終わりだよこんな国

任命拒否、学長の56%が政府対応を問題視　「説明不十分」
10/1(金) 9:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/d898bd3e3ec816a4259542d786c81f4071bece72

日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題について、
朝日新聞と河合塾が共同調査「ひらく　日本の大学」の一環で各大学の学長に受け止めを尋ねたところ、
「問題がある」と答えた割合は「大いに」と「少し」を合わせて56%だった。
任命拒否の理由を政府が十分に説明していないとの声が目立った。

調査はコロナ禍の影響などを探るために今年6～8月、国公私立の775大学を対象に実施し、
85%にあたる655大学が回答。
任命拒否問題については、回答することによって不利益を被ることがないよう、
大学名を公表しないことを前提に質問した。

政府の対応について「大いに問題がある」と答えたのは226大学（34・5%）、
「少し問題がある」は141大学（21・5%）だった。
「任命拒否の具体的根拠が全く示されないまま」
「理由を明示しない公的決定は許容しがたい」
などの理由を挙げた大学が多かった。

一方、「どちらとも言えない」は185大学（28・2%）、
「まったく問題ない」と「関心がない」はいずれも36大学（5・5%）。
31大学（4・7%）はこの質問に答えなかった。

西日本のある私立大の学長は任命拒否について
「政府を批判する研究者を排除するかのような『政治主導』はまったく不適切」と指摘。
調査で3割近くが「どちらともいえない」を選び、回答しなかった大学もあったことについて
「立場を表明したくないというのが多くの大学の本音だろう。
人事と予算で大学をコントロールする政府に対し、大学側は牙を抜かれているのが実情だ。
首相の交代で状況がよくなることを期待したい」と話した。（鎌田悠）