イギリス社会は「経済資本」「文化資本」「社会関係資本」により「7つの階級」に分かれていて、最下層を蔑視する中流層が存在する

1 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:50:55.64 ID:Mg/g2NM+9

『7つの階級 英国階級調査報告』(東洋経済新報社)は、社会学者マイク・サヴィジらがBBC(英国放送協会)の協力を得て実施した階級についての大規模調査Great British Class Survey :GBCS)の結果をまとめたものだ。原題は“Social Class in the 21st Century(21世紀の社会階級)”。

 本書の主張を簡明に述べるなら、イギリス社会は「経済資本」「文化資本」「社会関係資本」によって階級化されているということになる。私は『幸福の「資本論」』(ダイヤモンド社)で、幸福の土台(インフラストラクチャー)を「金融資本Financial Capital」「人的資本Human Capital」「社会資本Social Capital」で説明した。サヴィッジの「経済資本」は「金融資本」に、「社会関係資本」は「社会資本」に相当するが、「人的資本」の代わり「文化資本」が階級を決める重要な要素として取り上げられている。

 これはもちろんどちらが正しいということではないが、なぜこのようなちがいが生じるのか、よい機会なのですこし私見を述べてみたい。

「富の山が高くなれば、麓から頂上を目指すのが困難になる」
 経済学でいう人的資本は労働市場における富の獲得能力であり、それは所得によって示される。イギリスでも所得の分布は二極化していて、「所得上位10%の収入は下位10%の約17倍であり、上位1%の所得が下位の約124倍である」というデータが示される。だがそれにもかかわらず、サヴィッジは「所得は主要な経済資本ですらない。富裕層では特にそうだ」と述べる。

 その根拠は、過去30年間の社会全体の富=経済資本の蓄積が莫大だからだ。貯蓄・住宅・家財・貴金属などの個人資産の総額は、1980年の2兆ポンド(約270兆円)から2005年にはインフレを考慮しても3倍の6兆ポンド(約810兆円)相当になった。対GDP比の総資産の割合も、同じ25年間で300%未満から500%超へと約2倍になっている。その結果、人口約6500万人のイギリスにはミリオネア(純資産で100万ドル超)が200万人もいるという。イギリスの世帯数は約2600万だから、ミリオネアを世帯主とするならば、およそ13世帯に1世帯が億万長者の家に暮らしていることになる。

 社会全体の経済資本=純資産を、サヴィッジは「富の山」と形容する。この数十年でイギリス社会の富の山は大きく成長し、その結果、上位1%の富裕層の1人あたり平均資産は1976年の70万ポンド(約9450万円)から、2005年にはインフレ調整後でも3倍の223万ポンド(約3億円)に膨れ上がった。それに比べて下位50%のひとびとの平均資産は5000ポンド(約68万円)から1万3000ポンド(約176万円)になったにすぎないという。

 まさに「1%vs99%」の構図に見えるが、ここには数字のマジックがある。ちょっと計算すればわかることだが、イギリスの上位1%の資産は1976年には下位50%の140倍で、それが30年後の2005年には172倍になった。上位1%の資産が30年間で3.2倍に増え、下位50%の資産は2.6倍に増えた、といっても同じだ。高齢化によって資産格差は広がるから、それを考慮すれば、この程度のちがいを「許しがたい不平等」と見なすかどうかは意見が分かれるだろう。

 資産3億円(上位1%)と資産176万円(下位50%)ではとてつもない格差に思えるが、これは絶対値を比較しているからだ。100円が倍になれば200円で、100万円が倍になれば200万円だ。富裕層と貧困層が「平等」に富を増やしても、絶対額の差は開いていく。社会全体がゆたかになれば、「グローバル資本主義の陰謀」などなくても(絶対額での)格差は自然に拡大していくのだ。

 本書で説得力があるのは、「富の山が高くなれば、麓から頂上を目指すのが困難になる」との主張だ。山頂までの距離がさほど遠くなければ、努力すれば自分でもたどりつけると思えるだろう。だが「富の山」がエベレストのようにそびえたっているのなら、ほとんどのひとは登山そのものをあきらめてしまうにちがいない。これが欧米や日本などのゆたかな先進国で「格差」が社会問題になるひとつの理由だろう。

人的資本を「経済資本」や「社会関係資本」のなかに“隠蔽”しているのではないか
 日本と同じくイギリスでも、富の形成に親からの援助の有無の重要性が増している。「欧米では子どもは成人すれば親とは別人格」とされてきたが、いまやイギリスの親の29%(およそ3人に1人)が別居している子どもに経済的援助しており、子育て(孫育て)で家計が苦しくなる45歳から54歳の子どもに限れば、親からの援助を受けている割合は45%(およそ2人に1人)にのぼるという。

 

12/19(木) 21:00配信
zaionline 全文はソース元で
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191219-00223901-dzai-bus_all

2 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:51:30.75 ID:0nWRxEx20
差別社会
3 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:52:20.88 ID:0nWRxEx20
資本主義の差別が嫌なら、社会主義や共産主義に成ったらいいじゃない!!
9 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:55:34.05 ID:OfcTqQ5y0
>>3 資本主義(帝国主義)=共産主義に共通してること→個人を優先しない【全体主義】
全体主義の反対は?←→【個人主義】

個人の幸福を優先させる【個人主義】を目指せばよい。

4 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:52:51.24 ID:Fj1Ogwlb0
つまり、安倍退陣。この道しかないということ。
5 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:53:11.79 ID:IQQqhe6R0
長い
6 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:53:18.17 ID:8hmwoC2G0
読んでないけど7つはこじつけではないか
11 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:56:16.19 ID:88XYqkEU0
>>6
何も知らない馬鹿なんだから書き込むなよ
10 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:55:49.19 ID:FChppRkF0
北部と南部の対立もあるぞ
12 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:57:03.93 ID:5rKH0xyr0
あーギャンブル屋の事??
13 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:58:26.22 ID:0aUTajjc0
上位1%に入るのが簡単なわけねーだろ。
アホか?
ランダムに100人の大人を連れてきて、その中でのトップだぞ。
14 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:58:35.61 ID:sf9hm4zZ0
>>1
ヘッドライン壊すなしねぼけくそやろうバーカ

なしねぼけくそやろうバーカ

15 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:59:23.97 ID:9fBSGm3Y0
個人主義は利己主義に必然的になるのでダメだな
16 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:59:38.34 ID:5rKH0xyr0
蓋を開ければなんて事はない!
ほんときっったない事やってるんだなあ!って。
ヨーロッパの半分が共産主義になったのも頷けるわ。
17 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2019/12/19(木) 23:59:42.50 ID:WLe0ZcIj0
日本は終身雇用制や年功序列制を破棄するべきでは無かった
なぜなら日本人は狩猟民族ではなく農耕民族だからだ

安定を求める農耕民族は冒険や不安定を嫌う
少しでも不安を取り除くために資産を貯める方向に動く

故に冒険、いわゆる投機を主眼に置く体制は馴染まないのだ

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