大阪府警さん、反維新の議員をガンガン取り調べ

大阪府警コロナに取り組む府議を取り調べ-違憲捜査の可能性
2021/4/15
大阪府議会議員（枚方市選出）の山田けんたです。
私はこれまで、議員の職責でもある行政監視、すなわち吉村知事や大阪府の監視を行ってきました。
吉村知事の情報開示請求逃れやコロナ対策の問題を追求し、大阪府議会では大阪維新の会の議員から最もヤジ（ガヤ？）を飛ばされる議員となっています。

大阪府警から取り調べ
今週、住民投票時の大阪維新の会陣営とのトラブルが原因で警察に取り調べ（任意同行）を求められています。
私が公道で行った演説が、道路交通法違反だというのです。実は私の関係者が既に3名取り調べを受けており、長いものだと6時間以上聴取されたと聞いています。

住民投票否決の逆恨み！？
大阪市廃止の住民投票は、コロナ禍でやるべきではないと私は反対しました。
住民投票が賛成多数で可決されればエライことです。大阪市を廃止するために、多額の税金や人員が投入されるからです。
コロナ禍で可決されていたらと思うと本当にゾッとします。私は死に物狂いで反対運動を行いました。
結果、大阪維新の会の関係者から恨みを買ってしまいました。松井市長からも「徹底的にヤレ」と指示が出ているんだそうです。

コロナ対策が求められる今
コロナが深刻化している今、府民を守るために頑張らなければならないのに、自分を守るために労力を割かねばならなくなってしまいました。
府民の皆様や選出いただいている地元枚方市民の皆様に申し訳なく思います。
しかし、断じて申し上げますが、これは大阪維新の会による告発（嫌がらせ）及び、大阪府警本部による不当な取り調べです。以下、法学的になりますが、説明させてください。

道路使用許可は必要か？
私が嫌疑をかけられているのは恐らく、道路交通法第七十七条「道路の使用の許可」の四項についてです。許可を得なければならない者として以下の規定があります。

「道路に人が集まり一般交通に著しい影響を及ぼすような行為で、公安委員会が（中略）必要と認めて定めたものをしようとする者」

「公安委員会が必要と認めて定めたもの」は大阪府道路交通規則15条に以下のように規定されています。

「次の各号に掲げるもの(公職選挙法の規定に基づきすることができる選挙運動のためにするもの及び選挙運動期間中における政治活動として行うものを除く。)」

公職選挙法の規定に基づく選挙においては道路使用許可は不要ということです。

住民投票は公職選挙法に基づくか？
住民投票は「大都市地域における特別区の設置に関する法律」第七条に基づき行われた投票であり、第七条第六項には以下の記載があります。

「公職選挙法中普通地方公共団体の選挙に関する規定は、第一項の規定による投票について準用する。」

第一項の規定による投票というのが住民投票です。すなわち住民投票は「公職選挙法の規定に基づき」行われています。従って住民投票においても道路使用許可は不要です。
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