ジム・ワトキンス(ここの管理人のヨガデブ)のメールが流出　Qアノン系陰謀論者との繋りが明らかに

脆弱性が先月パッチが当てられる前に公開されたログには、8kunの管理者や8kunのオーナーであるJim Watkins氏のものと思われるアドレスによって行われた数千通の電子メールの連絡先が記載されています。

ログでは誰がいつ誰にメールを送っているかは確認できますが、メールの内容を見ることはできません。

ログには、8kun と "Is It Wet Yet" (IIWY) のような 8kun の親会社であるワトキンス氏も所有している管理者アカウントが、様々なメールアドレスとやり取りをしていることが示されている。その多くは内部のコミュニケーションを示しているように見えますが、他のものは明らかな商業パートナーとの接触や様々な外部のアドレスを示しています。また、少なくとも2つの法執行機関との単発的な連絡もあります。

別個に、この記事に関する質問に答えるために使用されたワトキンスのメールアドレスは、米陸軍との契約専門家のように見える1人を含む、熱心なQAnonの陰謀愛好家の多数と接触していることが確認できます。ログには、より多くのフォロワーを持つQインフルエンサーとのさらなる接触も見られますが、これらの数はより限定されているように見えます。

合計で2,664通のメールイベントがワトキンス氏の会社の一部である30のアドレスから、他の665のメールアドレスに送られていることがログから明らかになりました。ログに記録されたメールのうち1,100通以上は、ワトキンス氏自身のアドレスからのものだった。

脆弱性はまた、8kun のウェブサイトのようなプライベートデータがどのように保存されているかの詳細が含まれている設定ディレクトリのようなものを暴露しました。一方、エラーログからは、SQL コマンド、セッションの認証情報、IP アドレス、8kun のディレクトリの詳細などが明らかになりました。

以前は8chanとして知られていた8kunは、人種差別主義者、ネオナチ、反ユダヤ主義者のコンテンツや、大量殺人を奨励し、祝うような投稿で溢れかえった匿名のフォーラムをホストすることで長い間知られていましたが、最近ではQAnonの陰謀の本拠地となっています。事実には何の根拠もないにもかかわらず、Qの陰謀はアメリカ国内だけでなく海外にも広がっている。QAnonの信奉者達は、1月6日に右翼の抗議者達が米国議会議事堂を襲撃した後、米国上院内で写真を撮られており、以前にも数々の暴力事件と関連していました。

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これはおそらく8kunボードの所有者が知っておく必要があるだろうし、その日のメールの長いチェーンを説明する可能性があります – これは、メールの内容を見ずに決定的に確認することはできませんが。2019年11月26日にこのアカウントからのメールの受信者の中には、オーストラリアとブラジルの.eduアカウントが含まれています。これらは学生やアカデミアで働く人が所有している可能性が高い。繰り返しになりますが、これらのアドレスがボードの所有者に関連しているかどうかはわかりません。

ログからは、8ちゃんやIIWYの管理者メールが、4ちゃんや8くんコミュニティのメンバーに共通のメールプロバイダーである多数のcook.li関連ドメインと通信していることもわかります。

ログの内訳
ログの中でジム・ワトキンスのメールアドレスと最も接触している個人は、プリシラ・アダムス・デュモントという女性でした。彼女の2つのメールアドレスの間で、デュモントは2019年11月から2020年8月までの間に、IIWYドメインのワトキンスのアカウントと126通の電子メールを交換しています。

DuMontのウェブフットプリントを掘り下げると、8kunのログに記載されている彼女のためのメールの下に登録されたFacebookページと、まばらにフォローされた2つのTwitterアカウントが明らかになった。

1つのTwitterアカウントはロックダウンされているものの、2019年11月に結成されたもう1つのアカウントは、QAnonや他の陰謀について投稿している活発な歴史を示しています。また、彼女はQAnonの人気アカウントに関与しているのを見ることができます。ワトキンスとデュモンがいつメールをしているかの頻度を見ると、2020年4月17日頃にピークがあります。繰り返しになりますが、2人が何についてメールをしていたのかを知ることはできず、その時間に対応していたということだけがわかります。しかし同日、デュモンの公開ツイッターアカウントは、ワトキンスの失敗した「Disarm the Deep State Super PAC」をめぐる会話を見ているとツイートしている。

ワトキンスの電子メールアカウントとプリシラ・アダムス・デュモントが最も頻繁に接触していた時期を詳細に示した棒グラフ。

デュモントのTwitterはまた、彼女が2019年11月にRedstone Arsenal Military and Civilians Clubと呼ばれる組織のための寄付をカレーにしようとしていることを示しています。彼女のLinkedinプロフィールは、アラバマ州の陸軍契約コマンド-レッドストーンアーセナルの契約担当者としての彼女の立場をさらに詳しく説明しています。以前の彼女の任務は、米陸軍宇宙・ミサイル防衛司令部の契約獲得・管理室（CAMO）でした。

一方、米陸軍契約司令部からの2018年のFacebook投稿では、プリシラ・アダムス・デュモンがセント・バーバラ勲章を授与されたことが詳細に記されている。投稿の下には、暴露されたログのメールにリンクしている同じプリシラ・アダムス・デュモンのフェイスブックアカウントが、コメントで人々にお祝いの言葉を感謝している様子が見られます。

陰謀論は、Qが米国政府の制約の中で「Qレベル」のクリアランスを持ち、軍事情報にアクセスできることを示唆しているが、メールログは、この個人がQである可能性を示唆するものではない。

デュモン自身のツイッターでの公開投稿は、Qのコンテンツや他の陰謀論への明確な熱意を示している一方で、8kunのようなフォーラムの利用に関しては技術的な制限を示しているように見える。 2019年11月の1つのツイートには、彼女が "8kunのQ掲示板 "へのリンクを求めている様子が見て取れる。

彼女はまた、オンライン上での影響力やリーチも最小限にとどまっているように見える。両方のTwitterアカウントのフォロワー数の合計はわずか185人で、公開されたままのアカウントは昨年6月以来ツイートしていません。

米軍の契約専門家と思われる人物が陰謀の熱心なフォロワーであり、Qの投稿をホストするウェブサイトの所有者と接触していることは確かに注目に値するが、デュモンの観察されたオンライン活動には、彼女がQの物語の重要な歯車であることを示唆するようなものは何もない。

他にも、IIWYドメインと対応していると思われるアドレスには、FBIや司法省、ポーランドのサイバー犯罪ユニット、さらにはカナダの児童性的虐待ティップラインなど、様々な警察や政府機関が含まれています。

また、ワトキンスとLokinetの連絡先との間には、IIWYが分散型検閲抵抗プラットフォームを作ろうとしている人たちとの間で、多くの電子メールが交わされています。

IPアドレス
また、データ内で公開されているエラーログによると、Roundcubeのメールサーバへのアクセス試行に失敗したことも確認できます。簡単に言えば、これらのエラーログは、どのメールが、どのIPアドレスから、どのタイミングでログインしようとしたかを示しています。

私たちは、流出したエラーログに含まれるIPアドレスと、それに関連するネットワーク情報をマッピングしました。やや驚くべきことに、2つの電子メールアドレスのドメインには、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が重複していないように見えました。言い換えれば、異なる「@ドメイン」の複数のユーザが、異なるIPアドレスから同じIIWYラウンドキューブサーバにログインしていたということです。さらに、これは同じIIWYプライベート電子メールサーバが異なる組織で使用されていることを示しているように見える。

ワトキンスは多数のウェブサイト、ドメイン、ホスティング構造を所有していることで知られています。そして、マップされたほとんどのアドレスは、NT Technologies のような彼が以前に関係していたホスティングプロバイダの下にあるように見えますが、他のアドレスは外部サービス（Cloudflare、AT&T、Charter など）から来ているように見え、IIWY が定期的に他のホスティングプロバイダに依存しているか、ログイン時の IP アドレスを反映している可能性があることを示しています。