【朗報】エジプトで「日本式教育」が大人気　保護者「子供には規律が必要」「日本人のように育って欲しい」

北東部シャルムエルシェイクで１０月中旬に開校した「エジプト・日本学校」では児童らが自分の机を拭き掃除し、横一列になって手を洗っていた。
「掃除は楽しい」と小１のファリダさん。学級会では、児童らが校内見学の行き先について「図書室」「教員室」などと議論していた。

　エジプトの学校では学科の詰め込み型教育が中心。掃除は低所得者らの仕事との見方が一般的で、市中でもごみはポイ捨てされる。ラシャ・サイエド校長は「チームワークや時間厳守を大切にする日本式教育で良いエジプト人を育てたい」と話す。

　１３年のクーデターを経て発足したシシ政権は強権的ながら、軍中心で新首都建設などのインフラ事業を加速、市民に一定の評価を得ている。保護者の一人は「軍と同様、子供にも規律が必要だ」と話した。

　校内では上履きへの交換も指導される。弁護士のアビールさんは「娘が自分で身支度をするようになった」と感謝。観光業のマリヤムさんは「日本人は観光中も礼儀正しい。そんな子供に育ってほしい」と話していた。（シャルムエルシェイク　共同）