【正論】維新「わが党を除く野党はスキャンダルを次から次へと見つけ、まるで子供が新しいおもちゃを見つけたようにはしゃいでいる」

　自民党の稲田朋美幹事長代行ら与野党幹部は1日、NHKの討論番組に出演し、首相主催の「桜を見る会」の問題をめぐり論戦を交わした。

　稲田氏は招待者名簿について「公費を使ったイベントだ。保存期間は見直すべきではないか」と述べ、1年未満とされている保存期間を延長すべきだとの考えを示した。

　稲田氏は桜を見る会について「（運営が）ずさんだったなど問題がある。抜本的見直しが必要だ」と強調。公明党の斉藤鉄夫幹事長も「政権が長いがゆえの緩みやおごりがあってはならない」と語った。

　立憲民主党の福山哲郎幹事長は「安倍晋三首相が国会に出てきて説明責任を果たすべきだ」と語り、衆参両院予算委員会の開催を要求。「もし政府・与党が（国会を9日に）閉じるなら、閉会中審査を求めたい」と述べた。

　国民民主党の平野博文幹事長は「首相は会期内にしっかり説明してほしい」と主張。共産党の小池晃書記局長は「首相が予算委に出て来ないなら辞めてもらうしかない」と述べ、内閣不信任決議案提出を示唆した。

　これに対し、稲田氏は「予算委に限らず（首相と菅義偉官房長官は）ずっと説明してきた」と予算委開催に否定的な考えを示した。

　一方、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「与党はスキャンダルに説明責任を果たしていない。
わが党を除く野党もスキャンダルを次から次へと見つけ、子どもが新しいおもちゃを見つけたようにはしゃいでいる」と与野党双方を切り捨てた。

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