【熊本豪雨】「いつまで続くのか」疲労の色濃い避難者　人吉市で630人

「一体いつまで続くのか」。熊本県南部では6日も大雨に襲われ、避難所では体一つで被災を免れた市民が不安を募らせた。豪雨発生から3日目。被災者の疲労の色は、日に日に濃くなっている。

　市街地一帯が水没し、9人の死亡が確認された同県人吉市では5日夜、避難所10カ所に計約1200人が身を寄せた。市最大の避難所「人吉スポーツパレス」には6日午前7時現在、633人が避難。館内では世帯ごとに2メートル間隔で間仕切りを設け、検温や消毒、マスク配布といった新型コロナウイルスなどの感染症対策を徹底した。高齢者が多いことから保健師が常駐し、病院に連絡して薬を調達している。

　高校教諭村上崇さん（43）＝同市下林町＝は4日夕、2人暮らしの母（79）と一緒に避難所に駆け込んだ。5日に一時帰宅すると、天井近くまで浸水した跡があった。家具は散乱し「全てぐしゃぐしゃ」。父の位い牌はいだけ持ってきた。

　「命が助かっただけでもありがたい。ただ人手がないので、いっそ家が全部流された方が良かったぐらい。涙も出ない。いつまでこの大雨が続くか不安」。片付けなどボランティアの来援を切望した。

　同市では小学6校、中学3校が6～8日まで臨時休校となった。

　小学3年高山大輝君（8）＝同市上薩摩瀬町＝は球磨川に架かる西瀬橋が一部崩落したため、対岸の小学校へ行けなくなった。5日に家の片付けをしたが、写真など思い出の品はほとんど流されていた。「避難所に友達はほとんどいない。早く橋が戻って学校に行きたいけど、工事の人たちが大変な状況で作業をしているので心配」と話した。（中村太郎、郷達也）

西日本新聞　2020/7/6 12:55 (2020/7/6 12:55 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/623454/

民主党のせいで！！！

胸が痛むわ