お前ら、いい加減5ちゃんねるやめろよ 時代はＦａｃｅｂｏｏ,Ｔｗｉｔｔｅｒ、Ｉｎｓｔａｇｒａｍだぞ いつまでも古い物にしがみつくな

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14493393.html

（ドリフの時代、その音楽：４）番組サウンドの継承　早業の曲作り、弟子に託した

「８時だョ！全員集合」が予想以上のスピードで軌道に乗る一方で、音楽の責任者である山本直純は多忙を極めていた。助手の青山勇（７８）は「寝る時間なんてなかった。寅さんもあったし、モーニングショーの仕事も。移動中の車の後部座席でアレンジを手伝うことも多かった」と振り返る。

　１９７０年以降の山本は、相変わらず映画や放送、ＣＭなどの仕事を膨大に引き受けつつ、新しい夢への助走も始めていた。日本に本格的なオーケストラ文化を根付かせるという夢である。
７２年、小澤征爾と「自主独立」をうたう新日本フィルハーモニー交響楽団を結成。同年秋からは音楽番組「オーケストラがやって来た」（ＴＢＳ系）の企画構成の一切を担い、「オーケストラは市民のもの」という理念を全国に広めてゆく。

　しかし、内容の変更が頻繁に起こる「全員集合」の現場は、なかなか離れることができない。山本は、東京芸大作曲科の後輩だった助手のたかしまあきひこ（１９４３～２０１６）に番組の音楽の一切を任せることを決める。
それから８５年に番組が終了するまで、たかしまは山本が開拓した「全員集合」の音の風景を守り、自身もまたサウンドメーカーとしての天賦の才を存分に花開かせてゆく。

　大学時代のたかしまは、後輩の加古隆（７３）に「山本直純さんが目標」としばしば憧れを語っていた。ともにモダンジャズに傾倒。権威的な芸術に閉じこもるのではなく、自分の心に正直に、より広い世界で人々と音楽でつながる道を、それぞれに模索していた。

　たかしまは卒業を待たず、山本に弟子入りする。「放送局から放送局に移動する間に、車の中でぱっぱっと基本的なところを直純先生が書いて僕が肉付けするんだ。大変だよ」。卒業後、加古にそう語る声はかつてなく弾んでいた。加古もまたパリ留学を経て、ＮＨＫの「映像の世紀」のテーマ曲など、多くの人々の心に深く刻まれる楽曲を量産することになる。

どんな香具師でも認めることが正義なのではない。