食べて、飲んで、“斧”をぶん投げて──アメリカで「斧投げ」ブーム到来

両手に持った斧を頭の後ろまで大きく振り上げ、回転をかけて勢いよく投げる。するとドスンと音がする。マツ材でできた標的に、斧が突き刺さる音だ。

ロサンゼルスのコリアタウンにできたばかりのレストラン、「モーズ・ハウス・オブ・アックス」では、人々が食事を楽しみながら“斧を投げられる”。
店内は切り株や森をイメージした壁紙で装飾され、店員たちは赤いチェックのフランネルシャツを着用している。まるで木こりの登場するおとぎ話のような雰囲気だ。
料理やドリンクをのせる長いテーブルの横には、斧投げ用のレーンが設置されている。斧を投げているのは、
いかにも木材の扱いに慣れた屈強な男たち──かと思いきや、20代くらいの女性グループや、車いすの夫婦、家族連れなど様々だ。

この店では、13歳以上なら誰でも斧を投げることができる。斧投げの料金は1時間につき35ドルで、インスタラクターが指導してくれる。
手短かに講義を受けたあとは実践あるのみだ。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」のコラムニストも、実際に斧投げに挑戦してみた。
彼女によると、斧投げの魅力は「皆でわいわいできて、簡単で、癒しの効果がある」ことだ。
また、初心者には周りからたくさんの励ましの言葉がかけられるという。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200318-00000004-courrier-int