茨城県「深刻な劣化がある下水道は10.5kmと発表したがやはり2.1kmとする」

埼玉県八潮市で1月に起きた道路陥没を受け、全国で実施された下水道管の特別重点調査の結果について、茨城県は28日、深刻な劣化を示す「緊急度1」を9月に発表した約10・5キロから約2・1キロに変更したと発表した。

「緊急度1」は原則1年以内に速やかな対策が必要とされている。県によると、9月の発表では管内カメラ調査で劣化程度が重度と中度の部分を合算して「緊急度1」を約10・5キロと算定していた。しかし、重度から対策工事を進める必要があるとして、国土交通省から了承を得て、重度部分に絞り「緊急度1」を約2・1キロに算定し直した。

約2・1キロには、土浦▽龍ケ崎▽牛久▽ひたちなか▽神栖▽利根――の6市町が含まれ、早期の対策完了を目指す。9月と今回の差分である約8・4キロは中度で「緊急度2」に相当するとして、応急措置をした上で5年以内に対策工事を終える方針。

https://mainichi.jp/articles/20251129/k00/00m/040/014000c