政府、ラピダスに1000億円出資。政府累計支援額は2兆9000億円の予定

政府 ラピダスに1000億円出資へ 追加支援で1兆円規模の計画も
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014983571000
政府は、先端半導体の量産を目指す「ラピダス」に1000億円を出資することを決めました。さらに1兆円規模の追加支援の計画も明らかにし、公的関与が強まる中で、支援に見合う成果を出せるかが焦点です。

経済産業省は、先端半導体の量産を目指す「ラピダス」の事業計画を審査した結果、今年度、政府が会社に対し1000億円、出資することを決めたと発表しました。

会社の事業計画によりますと、段階的に最先端の半導体の量産に着手し、6年後の2031年度ごろに、株式の上場を目指すということです。

経済産業省は、来年度（2026年度）も、1500億円以上を出資するほか、2027年度にかけて、およそ9300億円を追加で支援する方針を明らかにしました。

ラピダスに対する巨額の出資は、外国への技術流出などを避けるために、経営の重要事項に拒否権を持つ特別な株式、「黄金株」を政府が保有することなどが条件となります。

今回公表された支援がすべて実行されれば、政府の支援額は合わせて2兆9000億円にのぼることになります。