Google、米台両政府の意向で台湾AI支社を開設、米国外では世界最大規模

米アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルは２０日、台湾に米国外では最大規模の人工知能（ＡＩ）インフラのエンジニアリングセンターを開設した。頼清徳・台湾総統は、テクノロジーの信頼できるパートナーとしての台湾への信頼を示すと述べた。

グーグルクラウドのプラットフォームインフラストラクチャーエンジニアリング担当バイスプレジデント、アメル・マフムード氏は「台北で開発・テストされた技術は、世界中のグーグルデータセンターに導入され、数十億の人々が毎日利用するグーグルデバイスを支える」と説明。「これは単なるオフィスへの投資ではなく、エコシステムへの投資であり、台湾がＡＩイノベーションにおいて世界的に重要な拠点であることの証しだ」とした。

頼総統は開所式で、グーグルが台湾に長期投資する姿勢を示したとし、「これは、台湾が世界のテクノロジーサプライチェーンの重要な部分を占めるだけでなく、安全で信頼できるＡＩ構築に向けた重要な拠点であることを世界に示す」と述べた。

事実上の駐台湾米国大使である米国在台協会（ＡＩＴ）の台北事務所所長レイモンド・グリーン氏は、グーグルの新施設は米台の深いパートナーシップを反映するとし、「このイノベーション基盤によって、われわれは新たなチャンスの時代、米台経済関係の新たな黄金時代を迎えようとしている」と語った。

https://jp.reuters.com/markets/global-markets/LYAOGC7BRZKCBHUPT4QJICR5HI-2025-11-20/

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