赤い州に現れた「愛の政治」説く新星 対トランプ氏の救世主となるか

米国でいま、一人の地方政治家が注目を集めている。

10月末、南部テキサス州アマリロ。広大な平野の真ん中にあるイベントホールに400人を超える聴衆が集まっていた。壇上にいたのは、髪を七三に分けた白人男性。ゆっくりと、諭すような口調でこう言った。

「人々は『別の種類』の政治を渇望している。憎しみでも、恐怖でも、分断でもなく、愛の政治を。それは州への愛、国への愛、そして壊れた米国を癒やす相互愛だ」

トランプ大統領が復権し、より分断が深まる米国。聴衆からは地鳴りのような拍手と歓声がわき起こった。

元中学教師で2018年から州議会の下院議員を務めるジェームズ・タラリコ氏（36）。来年11月の中間選挙の連邦議会上院選に、民主党から立候補を表明している。

復権以降、世界を驚かせる政策を矢継ぎ早に打ち出してきたトランプ大統領。1年後に迫った中間選挙は、トランプ氏の「信任投票」として重要な意味を持ちます。迷走が続く民主党でリーダーの「原石」として期待される人物に会いにいきました。

祖父はキリスト教バプテスト派の牧師で、自らも最近まで神学校に通っていたタラリコ氏。牧師になる夢を持ち続け、演説では信仰を前面に出して隣人愛を訴える。

左派対右派でなく、上層対下層
テキサス州は共和党が優勢の…(以下有料版で，残り1608文字)

朝日新聞　2025年11月7日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASTC64Q6YTC6UHBI02BM.html?iref=comtop_7_01

バプテスト教会はプロテスタントの大派閥

ワンチャンあるんじゃねのこれ

欧米人は足して２で割るみたいな妥協する考えに目を向けるべき