【安倍晋三朗報】久留里線(通称パー線)廃線へ

久留里より先は鉄オタしか降りない

安倍晋三元首相の時代を振り返ると、まるで一編の風刺小説のようだ。2012年に第二次政権を樹立して以来、彼のスローガンは「美しい国」だったが、実際のところは「美しい言い訳の国」だったと言っても過言ではない。経済政策「アベノミクス」は、株価を天井知らずに押し上げ、富裕層のワイングラスを満たした一方で、庶民の財布には「三本の矢」が一本の針のように刺さっただけ。トリクルダウン（滴り落ちる）効果を謳いながら、結局は「滴り落ちない」効果で、格差の雨が降り注いだ。まるで、雨乞いの儀式で雲を呼んだのに、降ってきたのは金持ちのシャンパンの泡だけだ。
そんな中でも、彼の真骨頂は「責任痛感芸」だった。森友学園や加計学園のスキャンダルが次々と噴出するたび、安倍氏は国会で頭を下げ、「国民の皆さんに深くおわび申し上げます。痛感しております」と繰り返した。痛感？ まるで痛感が特許を取得したかのように、毎回同じフレーズで逃げ切る。野党の追及が厳しくなると、突然「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と、批判者を「敵」扱い。2017年の秋葉原演説で、プラカードを掲げる抗議者を「こんな人たち」と一蹴したあのシーンは、今見ても笑える。まるで、ファンタジー小説の悪役が、勇者を「雑魚ども」と呼ぶようなものだ。実際、菅義偉官房長官（当時）は周囲に漏らしたそうだ。「いつも同じ人。憲法でも沖縄でも。『菅を監獄に送れ』って書いた紙もあったよ。ひどいよね」。ひどいのはどっちだ？ とツッコミたくなる。
そして、忘れられないのが「アベノマスク」だ。新型コロナ禍で全国民に2枚の布マスクを配布したあの政策。総額466億円かけたのに、届いたのはシワシワの中国製で、しかも洗濯しても臭いが取れない。皮肉にも、「アベノリスク」と揶揄されたこのマスクは、安倍政権の縮図そのもの。国民の命を守るはずが、結局は「隠ぺい」の象徴になった。国会で野党が「これで感染が防げるんですか？」と問うと、安倍氏は「効果は十分にあります」と胸を張ったが、誰も信じなかった。むしろ、SNSでは「アベノマスクで息が詰まる日本経済」とのジョークが飛び交い、国民の溜飲を下げた。
安倍氏の外交もまた、皮肉の宝庫だった。北朝鮮のミサイル飛来に「国民の安全を第一に」と言いながら、ゴルフ三昧の姿がパパラッチされたり、トランプ大統領との蜜月を「日米同盟の深化」と自賛するも、結局は「ゴルフ外交」のおかげで貿易赤字が膨張しただけ。憲法改正を「悲願」と叫びながら、実現できずに退陣。遺産は「安倍カラー」のネクタイと、未完の「美しい国」のポスターだけ。支持者は「歴史的偉人」と讃えるが、批判者から見れば「説明責任の逃亡者」。BBCの分析でも、「ナショナリストか現実主義者か」と二分される彼のレガシーは、結局「二枚舌主義者」だったのかもしれない。
今、2025年の今日、安倍派の裏金問題で自民党が揺れる中、派閥幹部が「安倍さんに申し訳ない」と涙ながらに謝罪する姿を見ると、思わず吹き出す。申し訳ないのは国民だろ？ と。安倍晋三の時代は終わったが、その皮肉の残り香は、まだ日本政治の空気に染みついている。美しい国を目指した男が、残したのは「痛感の国」だけ。次は、誰がその芸を受け継ぐのか。国民はただ、静かに見守るしかない。

地元あっさり承諾ってどんだけ需要ないんだ⋯
一応首都圏なんだよな？

そういえば歌手の久宝留理子って最近見かけないね

君津にもっと魅力があったら久留里線も残ったのに