【マララとグレタ】世界を動かす２人が交流　グレタさん「私のお手本に会いに」　マララさん「授業をサボっても会いたいただ一人の友人」

2020年2月26日 夕刊

　【ロンドン＝藤沢有哉】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん（１７）が二十五日、英オックスフォード大を訪れ、ノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさん（２２）と面会した。若き女性活動家二人はそれぞれ、ツーショット写真をツイッターで公開。「一枚の写真に伝説的な二人が」などと歓喜のコメントが寄せられた。

　グレタさんは、気候変動対策を求める「学校ストライキ」に参加するために訪英中。母国パキスタンで女子の教育を受ける権利を訴え、イスラム武装勢力に銃撃されたマララさんは二〇一七年から同大で学ぶ。

　二人は会話内容を明かしていないが、マララさんはツイッターで「授業をサボっても会いたいただ一人の友人」とユーモアを交えてグレタさんを表現。グレタさんは「私のお手本に会いました」と相手への敬意を示した。
　二人が公開したのは、肩を寄せてベンチに座る写真。閲覧者は「二人一緒の力は計り知れない」「感動的だ」などと返信。「いつか少女たちが世界を動かす」と、若い女性の活躍に期待する声もあった。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202002/CK2020022602000283.html