国家公務員の行動規範、初めて策定「国民を第一に」

人事院、「国民を第一」の行動を　国家公務員規範を初策定
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA15AUQ0V10C25A5000000/
人事院は15日、国家公務員の行動規範を初めて策定した。憲法で定められた「全体の奉仕者」として求められる行動を列挙。「国民を第一」に考えた行動、「中立・公正」な立場での職務遂行、「専門性と根拠」に基づいた客観的判断の3項目を示した。

具体策として、行政サービス提供に限りある資源を効果的に活用することや、多様なニーズ・立場を理解し、広い視野を持つことなどを挙げた。

人事院の担当者は「各府省で組織理念や理想像を定める際に活用するよう働きかけたい」と話した。

人事院の人事行政諮問会議は3月、「仕事を意義付け、求められる行動について分かりやすく言語化されていない」として、規範の策定を提言していた。〔共同〕