プーチン大統領、NATOとの大戦準備―ドイツ連邦情報局(BND)

ドイツ連邦情報局(BND)と独軍はロシアが西側諸国を組織的敵とみなし、軍事力を強化し、
NATOとの大規模な対決に備えていると推定している。
独ビルト紙によると、プーチン氏紙は帝国主義的な目的を実現するため軍事力を使用する用意があると主張、
同様に南ドイツ新聞、WDR、NDRも報じており、プーチン氏がウクライナだけでは満足しないことを示唆している。
リトアニア情報局(VSD)は、ロシアは中期的にNATOに対して大規模戦争を遂行できる状況にはまだないと考えている。
しかし、1カ国または複数のNATO諸国に対してのみの限定的な軍事行動をとることは可能だ。
プーチン大統領はNATO諸国がNATO条約第5条に基づく緊急時の援助提供義務を実際にどの程度真剣に
受け止めているかを試すつもりだとされている。
BNDの報告によると、バルト海国境地域のロシア軍兵は現在ウクライナにいるが、ウクライナでの戦争が
終結すればロシア軍部隊は同地域に再配備されることになる。
大きな損失と西側諸国の制裁にもかかわらず、プーチン大統領は軍備増強を続けている。ドイツ連邦軍とBNDは、ロシアの軍事経済はウクライナ戦争に必要な以上のものを生産していると報告している。
ロシアは2026年までに軍規模は150万人に拡大される予定である。2022年の計画によれば、NATOとの国境に駐留するロシア連邦の人員、武器、軍事装備の数は30-50％増加する予定であった。
2025年までに軍事費は約1200億ユーロに達し、これはGDPの6%以上に相当します。つまり、ロシアの軍事予算は2021年と比較してほぼ4倍に増えたことになります。
マーク・ルッテNATO事務総長はポーランドや他NATO加盟国に対するプーチン大統領の攻撃に対して壊滅的な対応を取ると約束している。
ヨーロピアンプラウダ紙 2025/3/28 ソース英語『German intelligence: Putin prepares for war with NATO』
https://www.eurointegration.com.ua/eng/news/2025/03/28/7208259/