東京海上、全国転勤組とエリア組で初任給に大差。転勤組は41万円。エリア組は28万円

東京海上の初任給、最大41万円に 転勤など条件、26年春から

　東京海上日動火災保険は、大学新卒の初任給を、2026年4月入社から最大約41万円に引き上げる方向だ。転居を伴う転勤に同意し、実際に転勤となった新卒者が対象。学部卒の総合職の初任給は約28万円だったが、新卒の獲得競争が激しくなる中、優秀で全国転勤を受け入れられる人材を確保する狙いがある。

　労働組合と協議中で、近く決める。今回の見直しではまず、働く地域を限定したエリア総合職を廃止し、総合職に一本化する。エリア総合職の初任給は約23万円だったが、これまでの総合職と同額の約28万円を全国共通で支給する。勤務地による給与の差をなくすことで、地方の優秀な人材獲得の狙いもあるという。

　その上で「転居を伴う転勤」を受け入れるかを選ぶ方式にする。これを選択し、実際に転勤となった場合、給与に手当を加算する。これまでの生活拠点と転勤先の距離などに応じ、初任給は約38万～41万円に上がるという。

https://www.asahi.com/articles/AST1B43J8T1BULFA01KM.html

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