ファストリ最高益、欧米ユニクロ好調　24年9-11月

ファーストリテイリングが9日発表した2024年9-11月期の連結決算（国際会計基準）は、純利益が前年同期比22%増の1319億円だった。この期間としては2年連続で最高益だった。海外ユニクロ事業は欧米の旗艦店を中心に販売が伸びた。国内ユニクロ事業は暖冬で冬物の出足が鈍かったものの、40周年感謝祭などのマーケティング施策が奏功した。

営業利益は7%増の1575億円だった。市場予想の平均（QUICKコンセンサス）は営業利益が1577億円、純利益が1085億円で、純利益は市場予想を上回った。

売上高にあたる売上収益は前年同期比10%増の8951億円だった。カジュアル衣料品店「ユニクロ」の国内既存店（直営店、電子商取引=EC含む）売上高は前年同期比7.3%のプラスだった。40周年感謝祭などの販促策で既存店客数が回復した。

25年8月期の連結業績予想は据え置いた。売上収益は前期比10%増の3兆4000億円、純利益は3%増の3850億円を見込んでいる。

日本経済新聞　2025年1月9日 15:38
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG0632G0W5A100C2000000/