日本企業「賃上げした分は物価に上乗せします」→今後一生賃金上昇が物価上昇に追いつかない事態に

ここ数年、賃金の上昇が顕著だ。しかし、賃上げ分は売上げ価格に転嫁されて、物価を引き上げている。このため実質賃金が上がらない。2025年にもこれが続けば、日本人の暮らしは24年より悪化する。

人々の暮らし向きを決めるのは、実質賃金である。これは、名目賃金と物価上昇率によって決まる。したがって、名目賃金が増えても、物価上昇率が賃金上昇率を上回われば、実質賃金は下落する。

実際、2024年には消費者物価(生鮮食料品を除く総合)の対前年同月比が2.0~2.7％程度だったので、実質賃金の対前年同月比は、24年5月まで26カ月連続でマイナスだった。

22年9月から24年9月までの期間を見ると、名目賃金は5.7％上昇したが、消費者物価が6.6％上昇したので、実質賃金は0.8％低下した。

以上のように、ここ数年間の日本では、名目賃金が顕著に上昇したにもかかわらず、実質賃金は下落し、人々の暮らしは悪化したのだ。こうなるのは、消費者物価の上昇が収まらないからである。

22年以降の物価高も、輸入デフレータの上昇によって引き起こされたものであった。

ところが、23年秋からは、輸入デフレータの対前年比が大幅に低下したにもかかわらず、消費財のデフレーターの対前年比は低下していないのだ。

こうなった原因としては、企業が輸入価格の下落を売り上げ価格の下落に還元しなかったか、あるいは賃金の上昇分を売り上げ価格の上昇に転嫁したかの2つが考えられる。

このどちらであるかを、データだけからは判別できないのだが、11月29日の本欄で述べたように、23年上半期に始まる賃金の上昇を、売り上げ価格に転嫁したことの影響が大きかったのではないかと考えられる。
続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/a74b6f3ccf7ae4c99ca0841a53eafa69156c33cf

日本人の平均民から置いてかれる🤣

今の日本人みんな金持ってるぞ