小泉進次郎「今は整理解雇する時、100人のうち40人を配置転換、60人が解雇されてしまうんです。だから規制緩和が必要なんです」

尾形聡彦編集長
@ToshihikoOgata
の小泉進次郎議員への質問の一部が毎日新聞の佐藤千矢子論説委員によって読み上げられ、解雇規制に関する質問が出ました。

「解雇規制の見直しは、正規が非正規化され、労働者よりも大企業を優先することになるのではないか。途中から小泉議員が『正規、非正規の解消』というようになっていると質問が来ている。4要件の見直しはどうやるのか、正規・非正規の解消とは、具体的にどうやるのか」と質問しました。

小泉議員は「今のままの労働市場の形を維持すると、世の中の変化が早いから一部の部門を整理解雇しなきゃいけないとなった時に、整理解雇される100人のうち40人を配置転換で、60人がいまのままだと解雇されてしまう。雇用補償がないんですよ（❓❗😳）

大きな分野で成長分野がほしい時、縦割りで配置転換でやって、それにあわない人が守られていない。いまの（整理解雇の）4要件で守られていないのに対し、解雇を回避する義務を大企業に課していく。いままでなら大企業に解雇されてしまう人を、リスキリングと再就職支援、これを大企業がやるように課す。新たな正規の方を労働市場で雇いやすくさせる」と説明しました。

何度も聞き直しましたが、解雇規制の見直しという名の下の解雇規制の緩和、自由化のようにしか聞こえませんでした。

労働法に詳しい指宿昭一弁護士は、
@ibu61
「いま一部の企業などが既にやっているリスキリングや再就職支援は、皆形ばかりのものが多く、解雇される労働者の多くが、給与が3割～5割減らされた上で次の仕事に就いている。再就職できればいいくらいだ。

実質的に大企業が４要件を外し、さらに整理解雇を大企業に自由にやらせることに他ならない。とんでもない話だ。こういう人を総裁に選ぼうとしている自民党を選んでいいのか、という視点で選挙への投票先を考えてほしい」と批判しました。

小泉議員の解雇規制の見直しに対する質疑は、1時間35分～から。佐藤論説委員には、「100人中40人を配置転換。今だと60人がすぐ解雇される」という明らかにおかしな回答に対し、石破議員に反論させるのではなく、すぐに突っ込みを入れて欲しかったです。