バイデン「すまん、流石に不法移民多すぎるから国境封鎖するわ」トランプ「ふざけんな！」共和党の反対多数で法案成立せず

　11月の米大統領選に向け、バイデン大統領とトランプ前大統領のせめぎ合いが、議会での党派対立を先鋭化させている。6日には、移民対策とウクライナ支援を盛り込んだ重要法案が、トランプ氏の反対を受けて頓挫することが決定的になった。議会の停滞はますます深刻化し、ウクライナ支援にも暗雲が漂う。

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　米国ではメキシコ国境からの急激な移民流入が問題化しており、再選を目指す民主党のバイデン氏にとって、大統領選に向けた喫緊の課題となっている。バイデン氏は昨年から超党派による法案検討を促しつつ、人権重視だった従来の方針から大幅に譲歩して「（法案が成立すれば）今すぐ国境を封鎖する」とまで発言した。

　法案は共和党の要望も強く反映し、「過去数十年で最も厳しい移民規制」（米紙ウォールストリート・ジャーナル）とされる内容に仕上がっていた。亡命のハードルを引き上げ、移民数が上限を超えれば国境閉鎖を発動することも明記。実際に民主党の左派からは反対論も出るほどだった。

　この超党派の立法にストップをかけたのが共和党のトランプ氏だ。「国境を壊したのは民主党であり、彼らが解決するべきだ。法律は不要だ」と一蹴し、この意向を受けて多くの共和党議員が反対に回った。
朝日新聞　2024年2月7日 19時00分
https://www.asahi.com/articles/ASS2761MDS27UHBI01D.html?iref=comtop_7_02

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