産経新聞「大阪で立ちんぼがいる通りはココ！相場は15000円、JDやJKも！」

「１万円でどうや」

ホテルのネオンがほの暗く照らす路上で、まだあどけなさの残るミニスカートの女性に、スエット姿の中年男性が声をかけた。女性が首を振ると、男性は「１万３千円」に釣り上げた。交渉が成立したのか、２人は手をつないでホテルの中へ消える。直後、白いコートを着た２０代ぐらいの女性に入れ替わり、やって来たサラリーマン風の男性と交渉を始めた。

１１月下旬、ホテルや飲食店が密集する大阪・キタの兎我野・太融寺エリア。あるホテルの名前から「アメリカン通り」と呼ばれる一角では、街頭に立って売春の客待ちをする「立ちんぼ」の女性が毎日のように並ぶ。

８月以降、大阪府警はミナミを含む路上での立ちんぼの一斉摘発を続ける。これまでに売春防止法違反容疑で１７～３５歳の女１４人を逮捕し、４人から任意で事情を聴いた。高校生や大学生も含まれるが、多くは無職。相場は１回１万５千円ほどだが、昨春以降、約５４００万円を売り上げたという女もいた。

「ホストに貢ぐため」「ホストの推し活（支援）のため」－。府警によると、摘発した女の半数以上が売春に手を染めた理由としてホストクラブを挙げた。捜査幹部は「ホストに貢ぐため、好きな時に手っ取り早く稼ぎたかったようだ。ただ、ホストに売春を強要されたケースは確認できなかった」と明かす。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5d40c263089d902db9b17756cb3061ae6b338b5