日本国長期低迷の戦犯！？「クレカは導入しなかったのにペイペイは直ちに入れた」謎の日本人の正体はいったいなんなのかと話題に

典型例がキャッシュレスだ。長年日本は「クレジットカード後進国」と呼ばれていた。クレジットカード決済は欧米先進国はもちろんとなりの韓国でさえ広く一般的で個人商店でも使えて当たり前なのに、日本では主要なチェーン店でさえ現金のみの支払いが多く、カードを持たない人も大勢いた。高齢化や現金信仰が理由だと言われていた。テクノロジーが発展すればいずれは普及率が上がるとも思われていたが、たいして広まらないまま平成になり、21世紀を迎えた。
ところが、5年前にQRコード決済の「ペイペイ」が始まったとたん状況は一転。それまでクレカすら対応しなかった商店街の地元店でもペイペイ決済を対応したり、年金で暮らす高齢者ですらペイペイを持つようになった。新しい概念を拒む「クレカを否定した層」であるほどペイペイはなぜか積極的に導入しているのである。
当たり前だがペイペイは日本企業が始めたサービスで、日本でしか使えない。しかし海外旅行に行き、「えっこの国ではペイペイが未だに使えないなんて」と驚く人さえいるという。本末転倒とはまさにこのことだ。

他にもケーブルテレビ問題もある。欧米圏では1980年代にケーブルテレビが爆発的に普及。韓国や台湾でも90年代の民主化以降は主流となった。安い宿のオンボロのテレビでも100以上のチャンネルが映って当たり前だ。だが日本ではJ:COMの加入率は国民の過半数には至っていない。
これによって日本ではテレビの質低下問題が起きている。諸外国の場合、娯楽の多様化に合わせて動物専用の「アニマルプラネット」のような特定のジャンルに特化した専門放送局が発展し、課金に値する番組の質向上に励むことでテレビ文化が発展した。しかし日本では、テレビは地上波のたったの6チャンネルが独占している状態がそのまま続いたため、競争原理が起きず、本来は動物番組だったものがタレントの馴れ合いを重視したバラエティになり、やがてそちらの方が比重が高まり、本来の見どころのVTRは蔑ろにされている。添え物がメインディッシュを凌駕する現象が起きている。
これについては日本人はテレビにお金をかけたがらないのが理由だと言われていた。しかし2010年代に地上デジタル放送に移行が始まると、ケーブルテレビを導入しなかったような層ほどいの一番に高額な大型デジタル液晶テレビを購入。その顔触れは「クレカをいつまでも入れなかったペイペイは入れた」人たちと一致するのだ。

ペイペイが海外では使えないように、日本の「地デジ」はガラパゴス化規格が指摘され、地デジ化は大失敗だったと専門家は言う。海外では当たり前に広まる良いものほど否定し、日本のダメなものほど喜んで入れたがるダメな日本人がこの国には一定数いて、彼らの存在こそ日本国の長期低迷の元凶なのだ。