ツーリズムExpoジャパン2023開幕…岸田首相「”住んでよし、訪れてよし、受け入れてよし”の持続可能な観光を実現する」

皆様、おはようございます。内閣総理大臣の岸田文雄です。
　ツーリズムＥＸＰＯジャパン２０２３大阪・関西の開催に当たり、一言御挨拶申し上げます。
　まずは、日本各地のみならず世界各国からの御参加により、かくも盛大にツーリズムＥＸＰＯが開催されますこと、心よりお慶（よろこ）び申し上げます。
　昨年１０月の水際緩和以降、国内外の観光需要は急速に回復し、多くの観光地がにぎわいを取り戻しています。最新の統計によると、月間の外国人延べ宿泊者数は１，０３４万人泊でコロナ前の水準を超え
訪日客の一人当たりの旅行消費額２０万円の政府目標も前倒しで達成しました。 一方で、一部の地域や時間帯に観光客が集中することで生じる混乱、マナー違反等のオーバーツーリズムの懸念も生じています。
　観光は我が国の成長戦略の柱、地域活性化の切り札です。単にコロナ以前の姿に戻るのではなく、コロナ禍という変化を力に変え、観光産業の生産性・収益力の向上
観光地の高付加価値化を強力に推進してまいります。
　また、観光の恩恵が全国津々浦々に行き渡り、自然、文化の保全と観光との両立が図られるよう、１０月１７日に関係閣僚会議で取りまとめたオーバーツーリズム是正への対応や地方部への誘客の促進などを盛り込んだ対策を実行に移し
「住んでよし、訪れてよし、受け入れてよし」の持続可能な観光を実現してまいります。
　他方で、日本からの海外旅行の回復は道半ばです。今月中をめどに取りまとめる経済対策を速やかに実行に移し、国民の皆さんが経済の熱量を感じられるよう、政府としても全力で取り組んでまいります。

続きは首相官邸 更新日：令和5年10月27日
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/discourse/20231027message.html