アジア人、ネアンデルタール人に近かった

約4万年前、ユーラシア大陸西部に数十万年住んでいたネアンデルタール人と、アフリカからやって来たホモ・サピエンスは数千年にわたって共存し、その結果、ネアンデルタール人の DNA がサピエンスのゲノムの2％に統合されました。ただし、この割合は、最初の共存地であるヨーロッパのサピエンスよりもアジアのサピエンスのゲノムへの混入率の方がやや高いという矛盾した結果も示されていました。

新石器時代への移行期、つまり1万年から5千年前の狩猟採集生活から農耕生活への移行期に、ヨーロッパ人集団のゲノムにおけるネアンデルタール人起源のDNAの割合が減少し、 (現在観察されているように) アジア人がもつ割合よりわずかに低い割合となりました。

この減少は、アナトリア（トルコの西半島）とエーゲ海地域から最初の農民がヨーロッパに到着した時期と一致しており、同時期のヨーロッパの住民よりも低いネアンデルタール人起源のDNAを含んでいた彼らアナトリア人のゲノムは、ヨーロッパの人口と混合することにより、ヨーロッパ人のネアンデルタール人DNA をさらに「希釈」した可能性が示唆されました。一方、東アジアでは、自国産の農業を発展させたため、同様の流入は見られず、東アジア人のゲノムは同じように薄められなかった可能性があります。Science Advances誌

http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/2027602.html

日本人はフィリピンやマレーなどの東南アジアから北上した説がDNAや米の由来から既に科学的に知られてるよ。

ヨーロッパは中東からインドなどの海洋方面と中東から北西方向とで分かれてるから種類が違うのだそうだ。