オランダ人実業家が旧約聖書に登場するノアの方舟の実物大を作り韓国に寄贈。

韓国に「ノアの箱舟」設置推進　制作したオランダ実業家が寄贈へ
10/17(火) 15:03配信

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聯合ニュース
韓国への寄贈、移設が計画されている「ノアの箱舟」（韓国ノアの箱舟誘致委員会提供）＝（聯合ニュース）≪転載・転用禁止≫

【ソウル聯合ニュース】旧約聖書に登場する「ノアの箱舟」を実物大で再現したオランダの実業家ヨハン・ハウバース氏が、これを韓国に寄贈する意向を示し、韓国のキリスト教関係者でつくる「韓国ノアの箱舟誘致委員会」が移設の実現に向け協議を進めていることが17日、分かった。誘致委員会は19日、ハウバース氏も同席する中、計画の詳細を説明する予定だ。

　2012年に完成した箱舟は全長約125メートル、幅約29メートル、高さ約23メートルの木造で、重さ約3000トン。地下を含め7階建てだ。完成までに7年かかり、建造には約420万ドル（約6億3000万円）が投じられた。

　大洪水が起こるという神からの啓示を受けたノアがさまざまな動物のつがいを乗せたとされることから、中には動物の模型も設置されている。

　誘致委員会の関係者によると、ハウバース氏は来韓した際に北朝鮮側を望む愛妓峰平和生態公園を訪れ、朝鮮半島の南北分断に関心を寄せ、平和への願いを込め韓国に寄贈する意向を伝えた。

　ソウル近郊の仁川市、京畿道内の自治体が設置に関心を示しているとされる。ハウバース氏、誘致委員会との協議を経て、設置場所が決まる見通しだ。

　箱舟はオランダにあり、韓国への輸送には2か月半ほどかかる。輸送費と補修費、設置費の合計額は約50億～70億ウォン（約5億5000万～7億7000万円）と見積もられる。誘致委員会によると、キリスト教信者のパク・ドゥホ氏が私財を投じ費用を負担する意向を示している。

　設置先が決まり韓国に到着するのは、来年前半ごろと見込まれる。