イスラエル軍、ガザ地区に地上侵攻へ ネタニヤフ首相はガザの住民は今すぐ退去するよう呼びかけ

ハマスが異例の越境、エルサレムでも空襲警報…イスラエル軍のガザ地上侵攻「必至」か

　【エルサレム＝福島利之、ワシントン＝池田慶太】イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスとの衝突は７日、ハマス戦闘員が越境して町を襲撃するという極めて異例の事態に発展した。
イスラエル軍もガザへの地上作戦に踏み切るとの観測もあり、双方の憎悪の連鎖はさらに犠牲者を拡大させる恐れがある。

　１週間続いたユダヤ教の祭り「スコット」（ 仮庵かりいお 祭）に続く安息日の７日早朝、イスラエルの各地で空襲警報のサイレンが響き渡った。ガザから直線距離で約８０キロのエルサレムでも、数度にわたって警報が鳴り響いた。

　上空で大きな爆発音がすると建物が揺れ、空に白い煙が広がった。ガザから発射されたロケット弾を対空防衛システム「アイアン・ドーム」が迎撃したとみられる。
エルサレム中心部で警報を受け、建物地下の防空 壕ごう に逃げた弁護士男性（６１）は「エルサレムにガザからロケット弾が飛んできたのは初めてだ。これから大きな戦争が始まる」と動揺を隠せなかった。

　７日午後にはエルサレムで、イスラエル軍が招集した予備役の兵士が駐屯地に次々と向かう姿も見られ、街は緊張が高まっている。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20231008-OYT1T50023/

ガザの住民がどこに避難できるんだよ…