北朝鮮の一般庶民の食事が悲惨すぎる

食糧不足が深刻な北朝鮮の庶民が空腹を満たす苦肉の料理10選
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68175

1. トウモロコシご飯（カンネンイバプ）

　北朝鮮庶民の主食はトウモロコシご飯である。トウモロコシで作った麦飯のようなものだ。白米にトウモロコシを混ぜればいいのだが、ほとんどの家庭には米がないため、トウモロコシだけでご飯を炊く。

　写真のトウモロコシご飯は白米が50％以上入っているようだ。日本や韓国でたまに食べる分には健康食としていいだろう。だが、トウモロコシ100％のトウモロコシご飯は固く、消化も良くない。冷えたトウモロコシご飯ともなれば、それこそ食べるのに難儀する。北朝鮮住民は、このようなトウモロコシご飯さえも、子供たちに満足に食べさせることができない。

　北朝鮮の庶民が二番目に多く食べるのはジャガイモの丸焼きだ。咸鏡南北道や慈江道、恵山などの寒い地域で数多く採れるジャガイモは、きちんと保管すれば、翌年の新ジャガイモまで主食として食べることができる。ただ、ジャガイモもたまに食べるのであればいいのだが、毎日主食として食べるとなると話は違う。

3. トウモロコシ麺（オクススククス）

　トウモロコシご飯は食べにくい上に量が必要になるため、北朝鮮ではトウモロコシ粉で作った押し出し麺をよく食べる。トウモロコシ粉だけだと麺がボソボソになるので麹を混ぜて作る。そして、完成した麺を野菜、化学調味料、醤油などで味付けすればトウモロコシご飯よりはるかに食べやすい一品となる。

　トウモロコシ麺は、自宅で作るのではなく、市場で乾麺を買って食べる。ご飯にはおかずが必要だが、麺なら他のおかずがなくとも、ずるずる〜っとすすればいいので、北朝鮮の庶民の間では人気がある。最近の北朝鮮の人々は、1日働き、この乾麺一束を買って帰れると本当に幸せだということだ。

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