英国の人口統計学の権威「出生率の低下は私たちの地球にとって良いことです」

英国の出生数低迷、20年ぶりの低水準で「地球にとって良いこと」と呼ばれる

欧米の出生率低迷は過剰消費に対処すると元政府顧問が指摘

英国の人口統計学のトップ・エキスパートは、出生数が20年ぶりの低水準に達したという新たなデータを受けて、英国で生まれる赤ちゃんの数が減少していることは「良いこと」だと述べた。

オックスフォード人口高齢化研究所（Oxford Institute of Population Ageing）の創設者兼所長で、元政府顧問のサラ・ハーパー（Sarah Harper）CBE教授は、欧米の出生率低下は「私たちの地球にとって良いことだ」と述べた。

国家統計局（ONS）の公式発表によると、昨年のイングランドとウェールズでの出生数は605,479人で、2002年以来最低となった。

この数字は2021年と比較して3.1％の減少であり、英国および先進国全体の出生数の長期的な減少の一部である。

https://www.telegraph.co.uk/business/2023/08/17/20-year-low-for-baby-born-in-england-good-news-for-planet/

同学者は、富裕国における出生率の低下は、地球に悪影響を及ぼしている「現在の一般的な過剰消費」に対処するのに役立つだろうと述べた。

ハーパー教授は、2014 年から 2017 年まで首相の科学技術評議会の委員を務めました。彼女は 2018 年に人口動態への貢献により CBE を受賞しました。

同氏は、英国の出生率低下は「避けられない」ものであり、他の先進国の傾向と一致していると述べた。

彼女は次のように述べています。「今後、高所得国の人口は減少するでしょう。それはまさに21世紀のトレンドになるでしょうし、それは実際、現時点で私たちが抱えている全体的な過剰消費と私たちの地球にとって良いことになるでしょう。」

研究によると、富裕層はより多くの商品を購入したり、より多く旅行したり、二酸化炭素排出量を生み出すその他の活動を行う余裕があるため、裕福な国は貧しい国よりも二酸化炭素排出量がはるかに大きい傾向にあります。

世界銀行の統計によると、2020年の一人当たりの高所得国の二酸化炭素排出量は低所得国の29倍でした。

アナリストらは、人口増加の鈍化は炭素排出量を削減する可能性があるが、経済成長にとって重大な課題ももたらすと警告している。

労働力の減少により、若い世代は高齢者の医療のためにより多くの税金を支払うよう圧力がかかっています。また、労働者不足につながり、成長が鈍化する可能性もあります。

英国全体の出生数は減少しているが、英国外の女性から生まれた子どもの割合は過去最高を記録している。

昨年生まれた子どものほぼ 3 人に 1 人は、英国国外で生まれた母親によって出産されました。英国国外で生まれた女性の出生数は前年比3,600人増加し、全出生数の30.3％を占めた。前回のピークは2020年の29.3％でした。

父親を含めると、昨年生まれた子どもの3人に1人以上は、少なくとも1人の親が外国生まれだった。ロンドンではこの数字は3分の2だった。

ONSは、「2022年にインドはルーマニアに代わって英国以外で生まれた母親が最も多く生まれた国となり、パキスタンが英国以外で生まれた父親が最も多く生まれた国となった」と述べた。

2003年の記録開始以来初めて、外国生まれの母親に最も多い国籍のトップ10にアフガニスタン女性がランクインした。

これは、2021年にタリバンが政権に復帰した後、アフガニスタン女性が英国から人道的保護を認められたことを受けてのことだ。

出生数は、出産可能年齢の女性に対する出生数の割合を示す英国の出生率とは別のものです。 2022 年半ばの人口推計はまだ発表されていないため、これは今年後半に発表される予定です。

出生率は、新型コロナウイルス感染症の最初の1年間に女性1人当たりの子供の数1.58人と過去最低に落ち込んだが、2021年には1.61にわずかに回復した。

先進国の高齢者の生活は恐ろしく省エネだから、途上国で育った人間の老後を先進国で保障するのが最も効率的

そもそもの原因は工業化や医薬品で男性の寿命が延びて経済発展が進んだことにあるのだから
その先は言う必要ないですよね