朝日新聞「日本や欧米が必死になって制裁しているが、当のロシアには全く効いていない」

ウクライナに侵攻して1年。欧米や日本に制裁を科されているロシアの市民生活は、侵攻前とほとんど変わっていない。

1月初めにモスクワ市内の電器店を訪れると、スマホの商品棚の前で、女性が連れの男性にお礼を言っていた。

「このiPhoneの色はとてもきれいだね。ありがとう」

男性が贈った白色系の機種の価格は20万円を超えていた。

iPhoneは昨年3月、米アップルがロシアでの販売を停止したはずだが、店では堂々と販売されている。

撤退せず営業続けるブランド　スーパーには日本製品も

ロシアでは高所得者層を中心に圧倒的な人気を誇り、恋人らを喜ばせる鉄板のプレゼントだ。

モスクワのスーパーに行けば、棚には外国ブランドのコカ・コーラや「オレオ」のクッキーが並び、サケやイクラに肉、野菜、パンの品ぞろえも豊富だ。

隣の棚にはロシアで人気の日本製品も並んでいた。

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