ゴーンのフランスの弁護士「無罪の証明と間違えたのは理解できる。日本司法制度は原則を無視しているから」

日本から逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告（６５）＝会社法違反罪などで起訴＝について
森雅子法相が「司法の場で無罪を証明すべきだ」と表明したことに対し

ゴーン前会長のフランスの代理人弁護士は１０日、声明を発表した。「有罪の立証責任は検察官にあり
被告に無罪の立証責任はない」と指摘したうえで、「間違えたのは、容易に理解できる。あなたの（国の）司法制度は
こうした原則を無視しているためだ」と皮肉った。

弁護士出身の森氏は９日の会見で「潔白というのなら司法の場で無罪を証明すべきだ」と発言した。国内でも批判が起き
ツイッターでは「無罪の『主張』と言うところを『証明』と言い違えた」と釈明した。

https://www.asahi.com/articles/ASN1B6597N1BUHBI03D.html?ref=tw_asahi

上級国民は推定無罪

安倍一味はどんな犯罪でも無罪

推定無罪の思考方法
「ゴーンの出国は出国管理法で略式の罰金刑は食らいそうだけど
　実際に最高裁まで争って法律審したら違憲立法で逆転無罪になりそうじゃない？
　確かに有罪になったという判例無いの？」

これ恐らく言ってた時は本気で言ってて間違いじゃなかったと思うんだけどね。
指摘されたから間違いだったということにしただけで。

無罪を証明しろ
だからな
海外が納得するわけがない

でも国外逃亡した場合は話は別。
まず国外にいるんだから刑事罰だろうが不当な拘束だろうが、罰を与える手段がない。
だからここで言う推定無罪は処罰云々ではなく、要人が外国にいる人間を犯罪者扱いするべきか否かという議論になる。
本来の推定無罪は刑事裁判で有罪が確定するまで罰を受けるべきではないというものだが、これは同じ推定無罪でも別の話。

例えば自国民を殺してテロリストが外国に居たとするよね。
その人は国内裁判で刑事裁判を受けて有罪確定なんてしてないよね。
でも「テロリストだ。犯罪者だ。許さない。」と犯罪者扱いするのは不当だと思う？
違うよね。
今回はそれと同じ話。

もちろん実際にゴーンに有罪判決が出るかは裁判しないと分からない。
でも仮に有罪だとした場合、逃げなければ有罪判決が出るから推定無罪でも有罪、逃げたら推定無罪で無罪。
これはおかしいよね。
法曹でよく言う言葉だと正義に反する。

仮に無罪だとすれば不当な非難になるんだが、それでも逃亡という選択を自分でした以上推定有罪をするべきなんだよ。
だから無罪を証明ってのは何も間違っていない。
正確には出廷したならその時点で推定無罪に切り替えるべきだけどね。

他にも推定有罪を適用するべき場面もあって、例えばAB二人のうち片方が犯人だって場面。
Aについて判断する場面ではBには推定有罪を適用しないと推定無罪にならないんだよね。
レイプ事件とかだと被害者攻撃とか言って似た事が問題になる。