行政「おまえ偽装表示してるだろ直しとけよ」業者「…を求める」行政「え？」業者「謝罪を求める！」

一連のアサリの産地偽装問題が明るみに出てから、初めての行政指導です。

農林水産省と熊本県は、外国産アサリを「熊本産」と表示し、販売していたとして宇土市の水産販売会社に表示の是正を指示しました。

「食品表示法に基づいて、表示の是正とあわせて原因の究ん明・分析の徹底と再発の防止策の実施などについて、本日指示を行いました」（九州農政局　浦橋正嘉課長）

行政指導を受けたのは、宇土市の水産販売会社「リュウセイ」と、同じ代表者が経営する「コン・ブリオ」の２社です。

国や県によりますと、２社は２０２０年４月から去年５月にかけて、中国や韓国産のアサリを原産国より短い期間しか蓄養していないにもかかわらず、「熊本産」として表示し、中間流通業者に販売していたということです。

販売していた量は、確認されているだけでもおよそ９８０トンに上ります。

国と県の聞き取りに対し会社の代表者は「中国産は最大で８か月韓国産は９か月国内で養殖した」と主張したということですが、国と県は有識者の見解などから蓄養期間が原産国より短いと認定しました。

「長いものルールという法律（の解釈）によれば、じゅうぶん時間が過ぎてというところで発送していたんですけど、偽装していないのにいかにも偽装したように仕上げられたという感じですかね」（是正指示を受けた会社の代表者）

是正指示を受けた会社の代表者は、このように国や県の調査に対して不満を述べ、謝罪を求めました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e80a759ece5b0c81c71d40d6a3d76b579139c6d