【京都】家庭用ゲーム機開発の「新世代」が破産　負債約29億円

京都新聞2022年3月4日 17:57
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/743969

家庭用デジタル機器メーカーの新世代（滋賀県栗東市）が、大津地裁に自己破産を申請し、４日までに破産手続き開始決定を受けた。破産管財人の弁護士によると、負債総額は約２９億円。

信用調査会社によると、任天堂で「ファミリーコンピュータ」などの開発に携わった社員が独立し、１９９５年に設立した。ゲーム機や産業機器を開発し、２００２年８月期売上高は１００億円を超えていた。

０５年にはテレビに接続して運動などができる体感型ゲーム機「ＸａｖｉＸＰＯＲＴ（ザビックス・ポート）システム」を発売するなど新事業を進めたが、大手メーカーの参入で競争が激化。開発資金などの金融借り入れ負担が重くなっていたという。決定は２月１７日付。