ベトナムやネパールなどからの数多の留学生を育てたヒューマンアカデミー日本語学校佐賀校撤退へ

コロナ禍で経営悪化 日本語学校の運営企業 来年３月に撤退へ

＊ソース元にニュース画像あり＊

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20211115/5080010384.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

佐賀県が６年前に誘致した日本語学校を運営する企業が、新型コロナウイルスの影響で
経営が厳しくなったとして、来年３月に撤退する方針を固めたことがわかりました。

撤退する方針を固めたのは佐賀市松原の「ヒューマンアカデミー日本語学校佐賀校」を運営する企業です。
この日本語学校は、佐賀県が留学生を呼び込み、将来の定住につなげ地域を活性化させようと６年前に誘致しました。
県が運営企業に補助金を出すほか、学校が、県内の大学や企業への進学や就職を支援するなど、
産学官が連携して運営にあたってきました。

県や学校の関係者によりますと、学校ではベトナムやネパールなどからの留学生が学び、
最も多い年度で１７１人の生徒が在籍していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で
留学生の入国が難しくなり、去年４月以降、入学する生徒の数がゼロになったということです。

現在、在籍する生徒の数は１０人ほどで、運営企業は、経営が厳しくなったとして、
生徒の卒業にあわせて、来年３月に撤退する方針を固めたということです。

県と運営企業は学校の経営を、ほかの会社に引き継ぐ方向で検討中だとしています。
また、県内のほかの２校の日本語学校によりますと、いずれも新型コロナの影響で
生徒の数が大幅に減少したということで、水際対策が今月８日から緩和され
留学生の入国も認められたものの、入国の審査に時間がかかることが予想されることなどから、
しばらく厳しい状況が続くのではないかとしています。

11/15 12:25