バカ「小選挙区制でなければ政権交代は実現できない」　ボク「完全比例でも政権交代は可能」

（選挙制度の違いを説明するために物凄く単純化して書いています。ご了承ください）

完全小選挙区と完全比例がどのようにして民意を反映するのかその違いを見ていこう。
日本に与党系A党、野党系B党、C党、D党の４つ政党がそれぞれ40％、30％、20％、10％の支持率であったとする。

小選挙区制でそのまま選挙を行えば当然A党が勝つことになる。そのため野党側が政権交代を起こしたい場合は必ずBCDで選挙協力を行う必要がある。
比例制の場合政党支持率の割合通りに議席数が割り当てられることになるので野党が政権交代をするには後はBCDで連立を組むだけ。

　『つまり何が言いたいのかというと実はどちらの選挙制度であっても政党支持率でB+C+D＞Aでない限り政権交代は無理だということ』

次にどちらのほうが政権交代しやすいかという点だが何気に小選挙区制のほうが難しいと見る。
それは先ほど書いたように小選挙区制では必ず事前の選挙協力が必要という点があるからだ。
候補者調整自体が難航するし仮に一本化出来たところで必ず過半数が当選して政権交代出来るかは分からない。

一方比例の場合B+C+Dの議席数は確定しており、もしそこで過半数議席を超えていたのならばあとは連立交渉をするだけ
勿論ここで難航するという異論もあるかもしれないが、今野党で手を繋げば確実に与党になれるという
ある意味目の前に餌がぶら下げられた状況下での交渉は前者に比べたら進展しやすいものではないだろうか。

なんと「94年政治改革の失敗」を細川・河野両氏が認めた！
https://diamond.jp/articles/-/14406

このように、どの国も野党に対し、質問の時間や件数を議席の比率よりも多く認めています。これは、議会に政府をチェックする役割が求められているからです。

ドイツ国会のウェブサイトは国会の主な役割を「立法と政府統制」と説明しています。政府への厳しい質問は欠かせませんが、一般的に首相は与党から出ていることが多く、
身内の批判はしにくいもの。この点では野党の役割を重視するのが、国際的な常識となっているようです。

そもそも議会は「立法府」。法律をつくることが大きな役割ですが、採決は多数決で行われるため、常に与党が優位です。ゆえに、質問こそが野党の存在意義そのものだと考えられているのです。