🙂：にこやかなこの笑顔、中国では「激怒している」という意味

日本で生まれて全世界へ広まった絵文字だが、認識している「絵文字の意味」は必ずしも一致していないようだ。「絵文字は国によって意味が変わってくる」と、テック専門メディア「レスト・オブ・ワールド」は報じる。

「たとえば、お年寄りが愛するペットの死をメールで綴った後に🤣を『泣き顔』と勘違いして使ったりして人をギョッさせることがある。また、🙏を欧米ではハイタッチの意味で使われているが、インドでは本来の意味である『祈りの手』として使われる」

同じ絵文字でも、国が変わればまるで意味が変わってしまうものもあるようだ。海外の友人にメッセージを送るときにはぜひ注意してほしい絵文字を、いくつかピックアップして画像で紹介したい。

🖐：無害に思える絵文字だが、パキスタンでは読み手に呪いを浴びせていることを意味する。
✊：他の国では「連帯」や「抵抗」を意味するが、メキシコだと、アメリカでいうところの「中指を立てる」に近い意味を持つジェスチャー。
🤘：ラテンアメリカでは不倫を表すジェスチャー。
🙂：にこやかなこの笑顔、中国では「激怒している」という意味なのだそう。
👼：愛らしい天使だが、中国では「恐ろしい死の前兆」を示す絵文字だという。
✌：アルゼンチンではペロン主義者のシンボルとして知られている。
👌アメリカではこのOKサイン、極右のシンボルであることが半ば公然の秘密なのだという。

一方、絵文字発祥の地、日本で使われる絵文字の意味は「理解が困難なことが多い」とレスト・オブ・ワールドは続ける。外国から驚かれる「日本で使う絵文字の意味」を、同メディアの説明とともにご紹介しよう。

🏩：ハートとアルファベットのHが描かれたこの建物は病院（Hospital）に見えるが、実はラブホテル。
💸：欧米でのイメージとは違い、お金を失うというマイナスの意味がある。
💩：悪名高きこの絵文字、実は幸運の象徴だ。
💁：国際的には嫌味のシンボルとして使われるが、元々は案内係員を意味していた。

何気ない絵文字が思わぬ誤解を生むこともあるだろう。使うときにはご注意あれ！

https://courrier.jp/cj/265895/